【伊豆半島釣り場ガイド】『東伊豆 大根』メジナ、石鯛、青物の一級釣り地磯スポットの釣り方、釣果情報、アクセス、ポイントを徹底解説!!ウキフカセ釣り、カゴ釣りの好釣り場
東伊豆 大根
東伊豆・富戸上磯エリアに位置する地磯「大根(おおね)」は、沖に大きく突き出た地形と深い水深が特徴の一級磯です。
メジナを狙ったウキフカセ釣りの好ポイントとして知られており、さらに石鯛釣りの名所としても多くの釣り人に人気があります。
足場も良く、適度な高さもあるのでウネリにも強く、毎日のように釣り人が入る人気地磯となっています。
また、釣り座が南西方向を向いているため、ナライ(北東風)に強く、冬のナライからの逃げ場としても優秀です。
メジナ狙いでは、一年を通して30cmクラスの数釣りが楽しめる好釣り場です。また、近年尾長メジナの魚影も濃く、40cmクラスもよく上がっています。
12月から2月の冬時期はエサ取りがいなくなり、深ダナで40cmクラスまでの数釣りが楽しめます。
2月下旬から4月にかけての乗っ込み期にはゴロタの交じるワンド側でも釣果が見られ、40オーバーの大型もよく出るようになります。
7月から9月の夏時期は、釣り人の数も少なくなりますが、石物が好調になり、時折50cmクラスの大型の釣果も耳にします。
常にコマセが入っているため、魚は多いですがスレていて中々渋いこともあり、釣り人の腕が光る面白い釣り場とも言えます。
10月から11月の秋磯シーズンには青物も回遊するので、フカセ釣りで狙うのも面白いでしょう。ルアー釣りも可能ですが、後ろが壁になっており投げにくいため、ルアーマンの姿はあまり見かけません。
『大根』の釣り座
「大根」の釣座は南西向きの主に4箇所に分けられます。
磯の東側は10m以上の高さがあり、釣りには向きません。稀にカゴ釣りや石物釣りをしている人を見かけますが、危険も伴うため釣り座としては紹介していません。
南西方面は、一段低いテラス状の足場になっており、快適に釣りを楽しむことができます。それでも全体的に足場は高めのため、6m以上の玉の柄を持っていきましょう。
釣り座①
磯先端に位置し、沖の潮を直接狙える本命釣り座です。
足元から10m近く水深があり、一年を通して大物が狙える釣り座となっています。
メジナは遠投して沖の潮に仕掛けを乗せて流していくのがセオリーで、30〜40mほど遠投できれば流れに乗せられる事が多いです。
タナは季節によってマチマチですが、冬は竿一本以上の深ダナで喰ってくることが多いです。水深が深いだけあって真冬は難易度は上がりますが、40オーバーの寒グレが望めます。
秋や春シーズンは、2ヒロを基準に探っていけば良いでしょう。活性が高いときであれば1ヒロほどで入れ食いになることもあります。
この釣座は、先端と言うだけあって、ナライ(北東風)時でも横風に悩まされることが多いので注意しましょう。
釣り座②
こちらも大根の本命ポイントです。
南西向きに竿を出す釣り場で、ナライに比較的強い釣り座です。また、釣り座①に比べて足場も多少低いので風に強いと言えます。
こちらも足元から10m近く水深があり、少し投げれば更に深くなります。
右流れの本流が入っていれば、正面沖へ綺麗に流すことができ、かなり沖で大型が連発することが多いです。釣り座①と狙い方は同じですが、上り潮の高チャンス時に沖に流しやすい点で釣り座②は有利と言えるかもしれません。
また、海底にハエ根が沈んでおり、餌取りの少ないタイミングで狙えば磯際でも良型メジナが釣れることがあります。
釣り座③
隣の宇根とのワンドに向かって竿を出す釣り座です。
後ろが壁で、真西を向いているので、北向きの風に非常に強いです。先端ほど人気は無いですが、十分に水深もあり実績は高いです。
ワンド向きの釣り座ということもあり、真横に潮が走っている事が多く釣りづらい事が多いです。潮が速いと道糸を取られ、うまく流せないということが良くありますので、細かいライン操作が必要になります。
こちらも、沖に出る潮目を狙うのが良く高活性時では2ヒロほどのウキ下で30cmクラスが入れ食いになることもあります。
ちなみに、先端よりも足場が高く6mの玉の柄でも干潮時は届かないこともあるので注意しましょう。
釣り座④
釣り座④は完全にワンド向きの釣り座で、空いている事が多いのでサブ釣座という扱いです。
ここ周辺は、仲間内であれば3人ほど竿を出せるスペースがあります。
こちらも基本的には左右に流れる潮に乗せて流していく釣りですが、餌取りが非常に多いので遠投が必須になってきます。
エサ取りのいない真冬は、落ち着いて釣りができるのでいい日に当たれば30cm〜40cmクラスのメジナの数釣りをすることができます。
ただし、潮が澄んでいて潮が動かない日であれば絶望的な状況になることもあるので注意しましょう。
スペースが広く、仲間内釣りをするのに適した釣り座とも言えます。
また、上写真の最奥部は宇根とのワンドのゴロタを直接狙えるので、乗っ込み期などは大型メジナの穴場であったりもします。
ここはここで夢のあるポイントなのでタイミングを見て狙ってみるのもいいでしょう。
入釣経路・行き方(難易度★★☆☆☆ 所要時間 15分)
車の方は、宇根展望台の釣り人駐車場を利用します(1000円/一日)。※こちらの駐車場は収容台数が2台となっており満車のことが多いです。車でのアクセスはあまりオススメできません。電車でのアクセスが無難です(富戸駅から徒歩約20分)。
駐車場を出てまっすぐ進みます。
最初の曲がり角を右に曲がります。
1分ほどまっすぐ進みます。
こちらの民家の間の通路から磯に入ります。この通路を進み、林に入り3分ほどで磯に着きます。
アクセス・駐車場
宇根展望台の釣り人駐車場を利用します(1000円/一日)。
※こちらの駐車場は収容台数が2台となっており満車のことが多いです。車でのアクセスはあまりオススメできません。電車でのアクセスが無難です(富戸駅から徒歩約20分)。
※この駐車場以外で、路上駐車をしている釣り人を見かけますがこのあたりは住宅外で、道幅も狭く路駐禁止です。警察も絡む大事になった話も聞いたので絶対にやめましょう。
周辺設備
設備 | 有無 |
---|---|
コンビニ | 無 |
トイレ | 無 |
釣具屋 | 無 |
自販機 | 釣り場から徒歩5分のところに有り |
駐車場 | 宇根展望台釣り人駐車場を利用 |
釣果情報
12月中旬ごろ。クチブト、尾長メジナ30cm〜38cm10枚以上
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