【2026年最新】へチ釣り用タイコリール・太鼓リールおすすめ8選!コスパ最強の物から中級者モデルまで徹底比較
「堤防の壁際(ヘチ)に、あんなに巨大なクロダイが潜んでいるなんて……」初めてヘチ釣り(落とし込み釣り)で黒鯛を掛けたときの衝撃は、一生忘れられないものです。繊細なアタリ、ダイレクトに指に伝わる引き、そして銀ピカの魚体。しかし、いざ始めようと思っても「タイコリール(太鼓リール)の種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない」「安いリールと高いリール、何が違うの?」と悩んでいませんか?
ネット上には数千円のノーブランド品も溢れていますが、はっきり言います。リールは信頼できるメーカー品を選んでください。 回転性能が命のヘチ釣りにおいて、粗悪なリールは釣果を激減させ、「安物買いの銭失い」になりかねません。
この記事では、数多くのタックルを見てきた筆者が、本当に質の良い、おすすめのヘチ釣り用タイコリールを8個厳選してご紹介します。初心者におすすめの高コスパモデルから、ベテランも唸る「黒鯛工房」のハイエンドモデルまで、スペックや特徴を徹底的にリサーチしました。これを読めば、あなたにとっての「最強の相棒」が必ず見つかります!!
そもそも「タイコリール(太鼓リール)」とは?へチ釣りに絶対必要な3つの理由

https://www.gamakatsu.co.jp/products/20195/
ヘチ釣り(落とし込み釣り)のタックルを揃えようとした時、誰もが一度は思うはずです。 「なぜ、あんな単純な構造のリールを使うのか? 最新のスピニングリールじゃダメなのか?」と。タイコリール(正式名称:片軸リール)は、ハンドルを一回転させるとスプールも一回転するという、ギア比1:1の最も原始的なリールです。
ドラグもなければ、レベルワインダー(糸を均等に巻く装置)もありません。しかし、この「単純さ」こそが、警戒心の強い黒鯛(クロダイ)を仕留めるための究極の武器になるのです。その理由を、科学的かつ実践的な視点で3つ解説します。
「へチ釣り」という釣り方について詳しく知りたいという方はこちらの記事で詳しく解説しているので是非合わせてお読みください↓↓


理由1:物理法則を無視するかのような「圧倒的な回転性能」
ヘチ釣りにおいて最も重要なテクニックは、「エサを自然に落下させること(ナチュラル・フォール)」です。黒鯛は壁際に落ちてくるカニやイガイを捕食していますが、非常に賢い魚です。エサが落ちるスピードが不自然だったり、糸に引っ張られて違和感があると、絶対に見向きもしません。
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スピニングリールの場合: 構造上、糸がスプールから「螺旋(らせん)状」に放出されます。この螺旋がロッドのガイドに当たり、摩擦抵抗を生みます。この抵抗により、軽いガン玉(Bや2Bなど)の仕掛けは落ちていきません。無理に落とそうとして重いオモリを使うと、今度は落下スピードが速すぎて黒鯛に警戒されます。
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タイコリールの場合: 糸がスプールから「縦方向」に真っ直ぐ放出されます。ガイドへの干渉が極限まで少なく、さらに高性能なベアリングが内蔵されています。 これにより、わずか0.5g程度の軽いオモリでも、スプールが滑らかに回転し、無重力のようにスルスルとエサを送り届けることができます。
この「違和感のない落下」を実現できるのは、世界中のあらゆるリールの中で、タイコリールだけなのです。
理由2:指先がドラグになる。「ダイレクトな操作感」の快感
一般的なリールには、魚の引きに合わせて自動で糸が出る「ドラグ機能」が付いています。しかし、ヘチ釣り用のタイコリールには、基本的にはドラグがありません。
では、どうやって魚と戦うのか? 答えは、「あなたの指」です。
これを「サミング(指ドラグ)」と呼びます。 強烈な引き込みがあった瞬間、親指でスプールを強く押さえて魚を止め、走らせたい時は指を緩めて糸を送り出す。 このやり取りは、まるで魚の鼓動が指先に直接伝わってくるかのような、他の釣りでは味わえない強烈なダイレクト感があります。機械任せではなく、自分の技術と指先の感覚だけで巨大な黒鯛をねじ伏せる。この「釣った感」こそが、多くの釣り人をヘチ釣りの虜にする最大の理由です。
理由3:手返しの良さが「足で稼ぐ釣り」に最適
ヘチ釣りは、一箇所で待つ釣りではありません。堤防の壁際を歩きながら、次々とエサを落としていく「ラン&ガン」のスタイルです。
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スピニングリール: キャストのたびにベールを起こし、着底したらベールを戻す動作が必要です。数百回繰り返すと、このタイムロスは膨大なものになります。
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タイコリール: クラッチやベール操作は一切不要。親指を離せば糸が出て、親指で押さえれば止まる。巻き取りたければハンドルを回すだけ。
このシンプルな動作により、テンポよく広範囲を探ることができ、結果として魚と出会う確率(コンタクト率)が飛躍的に向上します。
【比較表】スピニングリールで代用は可能か?
結論から言うと、物理的に釣りは成立しますが、「釣果は激減する」と言わざるを得ません。 それぞれの違いを比較表にまとめました。
| 特徴 | タイコリール | スピニングリール |
| 糸の出方 | 縦回転でスムーズに出る | 螺旋状に出るため抵抗がかかる |
| 軽い仕掛け | ガン玉B〜3Bでもスルスル落ちる | 重いオモリでないと落ちにくい |
| 糸ヨレ | 構造上、糸ヨレがほぼ発生しない | 構造上、糸ヨレが発生しやすい |
| アタリの感度 | 指でスプールを押さえるため直感的 | ロッドとドラグ越しの感覚になる |

「最初は手持ちのスピニングで…」という人も多いけど、糸が出なくてイライラして、結局すぐにタイコリールを買うことになるんだ(笑)。 最初から専用リールを使ったほうが、変な癖もつかないし、何より「アタリ」が分かるから上達が早いよ!
失敗しない!へチ釣り用タイコリールの選び方 5つのポイント

いざリールを買おうとサイトを見ても、スペック表の数字が並んでいて何が良いのか分からない……。 そんなあなたのために、「ここだけ見れば絶対に失敗しない」という5つの重要ポイントを解説します。
1. スプール径(直径80mm〜90mmが黄金比)
リールの大きさ(スプール径)は、操作性と巻き取りスピードに直結する最も重要な要素です。 結論から言うと、「85mm」または「88mm」を選べば間違いありません。
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85mm〜88mm(おすすめ): 現在のヘチ釣りにおけるスタンダードサイズ。一回転での巻き取り量(約26cm前後)がちょうど良く、手返しと操作性のバランスが完璧です。
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80mm以下: 小型で軽量ですが、巻き取りスピードが遅くなります。深いタナ(水深)を探る場合や、回収時に手首が疲れやすくなります。また、糸に巻きグセ(コイル状の癖)がつきやすくなるデメリットもあります。
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90mm以上: 一回転での巻き取り量が多く、スピーディーな釣りが可能です。ただし、リール自体の重量が増し、手の小さい人にはパーミング(握り込み)しづらくなる場合があります。
2. 回転性能(ベアリング)と重量

ヘチ釣りは、一日中ロッドを片手で持ち、堤防を何キロも歩き回る「ラン&ガン」の釣りです。タックルの重さは疲労に直結し、集中力を奪います。
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重量: 「少しでも軽いもの」を選びましょう。理想は100g前後です。ハイエンドモデルほど軽量化(肉抜き加工)が進んでおり、80g台のものもあります。逆に、安価なリールや装飾過多なリールは重くなる傾向があります。
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回転性能: ここが最も釣果を左右します。「息を吹きかけただけでクルクルと回り続ける」レベルが理想です。 メーカー品(プロマリンやダイワなど)であれば、初期状態からベアリング性能が高く、軽いガン玉(B〜2B)の仕掛けでもストレスなくスムーズに落とせます。
3. ドラグ機能の有無(基本はノン・ドラグ)
一般的なスピニングリールにある「ドラグ(強い引きに対して自動で糸が出る機能)」は、本格的なヘチ釣りリールには付いていないことがほとんどです。
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ドラグなし(推奨): 魚が掛かったら、回転するスプールを自分の親指で直接押さえてブレーキをかけます(サミング)。 「難しそう……」と思うかもしれませんが、慣れれば自分の指感覚で瞬時に糸を出したり止めたりできるため、バラシ(魚がバレること)が激減します。また、構造がシンプルになるため回転性能が向上します。
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ドラグあり: 初心者で「指ドラグ」に自信がない場合や、イカダ釣りなど他の釣りと兼用したい場合は選択肢に入りますが、構造が複雑になる分、回転性能や感度が若干落ちる傾向にあります。

「指ドラグ」でのやり取りこそがヘチ釣りのロマン!最初は親指が熱くなるかもしれないけど(笑)、魚との駆け引きが最高に楽しくなるよ。
4. ストッパーとクリック機能

http://www.u-nissin.co.jp/item/16478
リールが勝手に回らないようにするための機能です。
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クリックストッパー(回転防止): 移動時にリールが勝手に回って糸が出ないようにする機能。これがないと、ポイント移動中に糸が垂れ下がり、足に絡まるなどのトラブルが頻発します。 「カチカチ」と音が出るタイプが多く、アタリを待つ際の合図にもなります。
※裏技: もし購入したリールにストッパー機能が無い、あるいは弱くて勝手に回ってしまう場合は、100均のヘアゴムをリールフット(竿に付ける足の部分)に巻き付けておき、移動時だけゴムを伸ばしてハンドルノブに引っ掛けることで代用可能です。
5. 価格帯(安物買いはNG!)
Amazon等で2,000円〜3,000円程度の海外製ノーブランド品も見かけますが、絶対に避けるべきです。 ベアリングの質が悪く、すぐに錆びたり、回転にゴリ感が出たりします。何より、釣行中に故障して釣りが続行不可能になるリスクが高いです。
最低でも5,000円〜7,000円以上の国内メーカー製(プロマリン、ダイワ、シマノ、宇崎日新など)を選びましょう。 リールは一度買えば、メンテナンス次第で数年〜10年以上使える道具です。初期投資を数千円ケチったばかりに、貴重な一匹を逃すことのないよう、信頼できるメーカー品を選ぶことが釣果への最短ルートです。
【一気見】おすすめタイコリール8選 スペック比較表
まずは、今回ご紹介する厳選8機種のスペックを一覧で比較します。価格や自重、スプール径(リールの直径)を見比べて、自分に合う一台の当たりをつけてみてください。
| 商品名 | メーカー | 参考価格帯 | スプール径 | 自重 | 特徴・おすすめポイント |
| バトルフィールド黒鯛 SG | プロマリン | 低 | 80/90mm | 約110g〜 | 【入門No.1】 迷ったらこれ。コスパ最強の基本モデル。 |
| 閃斬(せんざん)黒鯛 | プロマリン | 低 | 85mm | 158g | 木製ノブがお洒落。重厚感のあるデザイン。 |
| インヴィクタ クロダイ RND-BG | 宇崎日新 | 中 | 85mm | 85g | 【軽量】 老舗竿メーカーの実直な作り。非常に軽い。 |
| チヌマスター | ダイワ | 中 | 90mm | 90g | 【定番】 世界のダイワ製。大口径で巻き取りが早い。 |
| インヴィクタ MBリミテッド | 宇崎日新 | 中〜高 | 85mm | 80g | メタリックブルーが美しい軽量特化モデル。 |
| インヴィクタ セカンド BG-ST | 宇崎日新 | 中〜高 | 85mm | 85g | 進化した機能美。ステップアップに最適。 |
| THEヘチ Selection ZX | 黒鯛工房 | 高 | 88mm | 100g前後 | 【憧れ】 黒鯛工房のエントリーにして完成形。 |
| THEヘチリミテッド 88SDⅡ | 黒鯛工房 | 最高級 | 88mm | 115g | 【至高】 いぶし銀の輝き。一生モノの最高傑作。 |
【安い順】おすすめへチ釣り用タイコリール厳選8選
これより、各メーカーの公式サイト情報に基づき、スペックや特徴を詳細に解説します。初心者の方でも選びやすいよう、専門用語の解説も交えながら、それぞれの強みをご紹介します。
1. プロマリン|バトルフィールド黒鯛 SG

「まずはここから!コスパ最強の入門機」
・参考価格帯:5000円前後~
これからヘチ釣りを始める方にとって、最初の一台として圧倒的な支持を得ているのが、この「バトルフィールド黒鯛 SG」です。最大の魅力はそのコストパフォーマンス。実売価格5,000円前後という手頃な価格帯でありながら、マシンカット(削り出し)加工が施されたアルミスプールを採用しています。これにより、安価な樹脂製リールとは比べ物にならない剛性と回転性能を実現しています。本機はシンプルな構造ゆえにトラブルが少なく、左右どちらの手でも使える左右兼用モデルとなっています(※出荷時は右巻き設定の場合が多いですが、内部のベアリングを入れ替えることで左巻きに変更可能)。スプール径は80mmと90mmの2種類がラインナップされており、ヘチ釣りには操作性の良い80mm(自重も軽い)が特におすすめです。また、この価格帯のリールとしては珍しく、回転性能を向上させるベアリングを2つ搭載(2BB仕様)。購入直後の状態でも十分使えますが、脱脂や注油などのメンテナンスを覚えるための「カスタムベース機」としても人気があります。傷を恐れずガンガン使い倒せる、まさに初心者の味方と言える一台です。私筆者も使用していましたが、何不便なく使用できましたよ。
こんな人におすすめ
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とにかく初期費用を抑えてヘチ釣りを始めたい人
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メンテナンスや分解の練習用としてサブ機を持ちたい人
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シンプルな道具で魚とのやり取りを楽しみたい人
| スペック項目 | 詳細 |
| メーカー | プロマリン (浜田商会) |
| 参考価格帯 | 5,000円〜6,000円 |
| スプール径 | 80mm / 90mm |
| 自重 | 約110g〜 |
| ギア比 | 1:1 |
| ベアリング | 2BB |
| 糸巻量 | 3号-100m |
2. プロマリン|閃斬(せんざん)黒鯛

「高級感漂うマシンカットボディ!所有欲を満たす一台」
バトルフィールドの上位モデルとして位置づけられる「閃斬(せんざん)黒鯛」。その名の通り、鋭い切れ味を連想させるシャープなデザインと、赤やゴールドのアルマイト加工が施されたマシンカットボディが特徴です。釣り場での見栄えは、数万円クラスのリールにも引けを取りません。機能面では、ディスクドラグシステムを搭載しているモデルもあり、急な突っ込みに対しても柔軟に対応可能です(※モデルにより仕様が異なる場合がありますが、基本的には指ドラグでの操作を推奨)。また、ハンドルのノブ部分は握り込みやすい形状に設計されており、濡れた手でも滑りにくく、確実な巻き上げをサポートします。スプール径は扱いやすい87mm前後を採用。自重は約150g前後と、超軽量モデルに比べるとやや重みがありますが、その分剛性が高く、年無し(50cmオーバー)クラスの強烈な引きでもボディが歪むことなく、安心してやり取りができます。「安っぽくないリールが欲しいけれど、1万円以上出すのはちょっと……」という層にドンピシャでハマる、隠れた名作です。
こんな人におすすめ
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見た目のカッコよさにもこだわりたい人
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適度な重量感があり、安定した巻き心地を好む人
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他の釣り人とは少し違うリールを使いたい人
| スペック項目 | 詳細 |
| メーカー | プロマリン (浜田商会) |
| 参考価格帯 | 9,000円〜10,000円 |
| スプール径 | 87mm |
| 自重 | 158g |
| ギア比 | 1:1 |
| ベアリング | 2BB |
| 糸巻量 | 3号-100m |
3. 宇崎日新|インヴィクタ クロダイ RND-BG

「老舗ロッドメーカーが放つ、質実剛健な軽量リール」
磯竿やチヌ竿で絶大な信頼を誇る「宇崎日新(NISSIN)」が開発した、実戦派のためのヘチリールです。このリールの最大の特徴は、85gという圧倒的な軽さにあります。一日中竿を上下させ、堤防を歩き回るヘチ釣りにおいて、タックルの軽さは疲労軽減に直結し、結果として集中力の持続=釣果アップに繋がります。ボディは精度の高いアルミマシンカットで成形されており、ブラックとガンメタの落ち着いた配色はどんなロッドにもマッチします。回転性能も非常に高く、スプール内径55mm、外径85mmという設計は、ラインの巻きグセを抑えつつ、スムーズな糸の放出を可能にします。余計な装飾を削ぎ落とし、「釣るための機能」だけを追求したノンドラグ・ダブルハンドル仕様。指先でスプールを弾けば滑らかに回転し、軽いガン玉(B〜2B程度)でもストレスなく底までエサを届けることができます。国産ロッドメーカーのこだわりが詰まった、中級者へのステップアップに最適な一台です。
こんな人におすすめ
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とにかく軽いタックルで軽快に釣りたい人
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宇崎日新のロッドを使用している人
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派手すぎない、渋いデザインを好む人
| スペック項目 | 詳細 |
| メーカー | 宇崎日新 (NISSIN) |
| 参考価格帯 | 10,000円〜12,000円 |
| スプール径 | 85mm |
| 自重 | 95g |
| ギア比 | 1:1 |
| ベアリング | 2BB |
| 糸巻量 | 3号-100m |
4. ダイワ|チヌマスター

「90mm大口径スプール搭載!世界のDAIWAが贈る新定番」
大手釣り具メーカー「ダイワ」が送り出す、ヘチ・落とし込み専用リールのニュースタンダード。このリールの最大の武器は、90mmという大口径スプールです。一般的な85mm径のリールに比べて一回転あたりの巻き取り量が多く、仕掛けの回収や、魚を掛けてからのやり取りをスピーディーに行うことができます。また、スプールのエッジ部分には「サミングゾーン」と呼ばれる加工が施されており、指ドラグ(サミング)でのブレーキ操作が非常にやりやすくなっています。濡れた指でも滑りにくく、ミリ単位のライン操作が可能です。もちろん回転性能も一級品。ダイワ独自の防錆ベアリングなどを採用しているため耐久性が高く、塩ガミによる回転不良のリスクを軽減しています。自重も90gと非常に軽量。大手メーカーならではの安心感と、基本性能の高さが融合した、誰にでも自信を持っておすすめできる優等生モデルです。
こんな人におすすめ
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大手メーカー(ダイワ)の安心感が欲しい人
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手返しの良さを重視する人(回収を早くしたい人)
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サミング操作を確実にマスターしたい初心者〜中級者
| スペック項目 | 詳細 |
| メーカー | ダイワ (DAIWA) |
| 参考価格帯 | 10,000円〜13,000円 |
| スプール径 | 90mm |
| 自重 | 90g |
| ギア比 | 1:1 |
| ベアリング | 2BB |
| 糸巻量 | ナイロン2-150m |
5. 宇崎日新|インヴィクタ クロダイ MBリミテッド

「メタリックブルーが海に映える、80g台の軽量特化モデル」
インヴィクタシリーズの上位特別仕様モデル。「MB」は「メタリックブルー」や「マットブラック」の意匠を含んでおり、黒を基調としつつ鮮やかなブルーのアルマイトパーツがアクセントになった、非常に美しいリールです。このモデルの特筆すべき点は、スプールに施された大胆な肉抜き加工(ブランキング)です。強度を保てるギリギリまで金属を削り落とすことで、スプールの慣性モーメントを低下させ、初動の回転を極限まで軽くしています。これにより、極小のガン玉や、カニなどの軽いエサでも、まるで無重力のようにスルスルと落とし込むことが可能です。また、「スプール回転防止ストッパー」を標準装備しており、移動時に糸が勝手に出るトラブルを防止。グリップには大型のEVAノブを採用しており、濡れた手でもしっかりと握り込める実戦的な仕様となっています。デザイン、軽さ、機能性の三拍子が揃った、所有する喜びを感じられるリールです。
こんな人におすすめ
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デザイン性(青色・黒色)にこだわりたい人
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より繊細なアタリを取りたい人
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ストッパー機能などの利便性も重視する人
| スペック項目 | 詳細 |
| メーカー | 宇崎日新 (NISSIN) |
| 参考価格帯 | 12,000円〜15,000円 |
| スプール径 | 85mm |
| 自重 | 96g |
| ギア比 | 1:1 |
| ベアリング | 2BB |
| 糸巻量 | 3号-100m |
6. 宇崎日新|インヴィクタ セカンド BG-ST

「更なる進化を遂げた、実戦仕様のミドルエンド」
インヴィクタシリーズのセカンドジェネレーションとして登場したこのモデルは、前作の良い部分を継承しつつ、さらなるブラッシュアップが図られています。商品名の「BG-ST」は、ブラック/ガンメタリックのカラーリングと、ストッパー(ST)機能を意味しています。最大の特徴は、新形状のマシンカットデザイン。より洗練されたフォルムになり、見た目の美しさだけでなく、水切れの良さやメンテナンス性も向上しています。ハンドルには、握りやすく滑りにくいEVAグリップ(ダブルハンドル)を採用。大型のチヌとのやり取りでも、しっかりと力を込めて巻き上げることができます。もちろん、移動時に便利な「スプール回転防止ストッパー」も標準装備。価格と性能のバランスが非常に高く、これから本格的にヘチ釣りを極めたい方が、長く愛用できる相棒として最適な一台に仕上がっています。
こんな人におすすめ
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最新モデルのスペックを体感したい人
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EVAグリップの握り心地が好きな人
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中級者へステップアップするための本格的なリールが欲しい人
| スペック項目 | 詳細 |
| メーカー | 宇崎日新 (NISSIN) |
| 参考価格帯 | 14,000円〜17,000円 |
| スプール径 | 85mm |
| 自重 | 約96g |
| ギア比 | 1:1 |
| ベアリング | 2BB |
| 糸巻量 | 3号-100m |
7. 黒鯛師 THEヘチ Selection ZX

「憧れの黒鯛工房。その入り口にして完成形」
ヘチ釣り師なら誰もが知るトップブランド「黒鯛工房」。そのラインナップの中で、エントリーからベテランまで幅広く支持されるのが「Selection ZX」シリーズです。このリールは、黒鯛工房の技術の粋を集めたアルミ合金鍛造精密マシンカットで作られており、その回転性能は「息を吹きかけるだけで回る」と言われるほど。スプールには、黒鯛工房伝統の「WING-Vスプール」形状を採用。V字型の底面により、ラインを巻いた際に下糸が食い込みにくく、スムーズな放出を実現します。 また、独特の「12角形デザイン」は、指掛かりが良く、意のままにスプール操作(サミング)ができるよう計算され尽くした形状です。移動時に便利な「クリックストッパーシステム」も搭載しており、カチカチという心地よい音とともにスプールをロックできます。別売りのパーツを使えば、浅溝スプールへの変更も可能(アーバーシステム)。拡張性も高く、まさに「育てるリール」と言えるでしょう。
こんな人におすすめ
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いつかは「黒鯛工房」のリールを使いたいと思っていた人
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最高の回転性能とブレーキ操作のしやすさを求める人
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将来的にカスタマイズも楽しみたい人
| スペック項目 | 詳細 |
| メーカー | 黒鯛工房 |
| 参考価格帯 | 25,000円〜35,000円 |
| スプール径 | 88mm |
| 自重 | 120g (ダブルハンドル) |
| ギア比 | 1:1 |
| ベアリング | 2BB |
| 糸巻量 | 2号-3号 100m |
8. 黒鯛師 THEヘチリミテッド 88SDⅡ いぶし銀

「伝統工芸品のような美しさ。至高の回転性能」
ヘチ釣りリールの頂点に君臨する、黒鯛工房のフラッグシップモデルの一つ。それが「THEヘチリミテッド 88SDⅡ いぶし銀」です。その名の通り、日本の伝統美を感じさせる「いぶし銀」のアルマイト加工が施されており、釣り場で圧倒的な存在感を放ちます。これは単なる道具ではなく、もはや芸術品の領域です。性能面では、一切の妥協がありません。極限まで精密に削り出された鍛造マシンカットボディと、最高級の防錆ベアリングの組み合わせにより、驚異的な回転持続性能を誇ります。ハンドルノブには、アルミ材と天然木を融合させた「デカノブ」を採用。大型魚とのファイト時にも、力強く、かつ繊細な巻き取りを約束します。88mmというスプール径は、操作性と巻き取りスピードのバランスが最も良いとされる黄金比。価格は高いですが、耐久性、美しさ、性能、すべてにおいて最高レベル。「これを買っておけば、もうリール選びで迷うことは一生ない」と言い切れる、至高の一台です。
こんな人におすすめ
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予算を問わず、世界最高峰の道具を使いたい人
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道具の美しさに惚れ込み、大切に長く使いたい人
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エキスパート、ベテラン釣り師
| スペック項目 | 詳細 |
| メーカー | 黒鯛工房 |
| 参考価格帯 | 45,000円〜 |
| スプール径 | 88mm |
| 自重 | 115g〜120g |
| ギア比 | 1:1 |
| ベアリング | 2BB (高精度) |
| 特徴 | シリアルナンバー入り、クリックシステム |
釣行後のメンテナンス術:回転性能を「新品同様」に保つために
「高いリールを買ったのに、半年で回転が悪くなった……」 そんな悲劇を招く原因の9割は、メンテナンス不足(塩ガミ)です。特にヘチ釣り用のタイコリールは、スプールの回転性能が命。わずかな塩の結晶がベアリングに入り込むだけで、あの滑らかな「スルスル落ちる」感覚は失われてしまいます。 愛機を長く、最高の状態で使い続けるためのメンテナンス手順を伝授します。
手順1:釣行直後の「水洗い」が全て
釣りが終わって帰宅したら、疲れていても必ずその日のうちに水洗いをしてください。
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スプールを外す: 多くのタイコリールは、中央のネジやレバーで簡単にスプール(糸を巻いている部分)をボディから外せます。必ず分解して洗ってください。
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真水で洗う(お湯はNG!): シャワーの水を使い、スプールとボディ全体の塩分を洗い流します。
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重要ポイント: 熱湯を使うと、内部のグリスが必要以上に溶け出したり、樹脂パーツが変形する恐れがあります。必ず常温の真水か、ぬるま湯で行ってください。
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スプールを回しながら流す: ベアリング内部に入り込んだ海水を追い出すイメージで、スプールを指で弾いて回転させながら水を当てると効果的です。
手順2:完全乾燥と「注油(オイルアップ)」
水洗いが終わったら、タオルで水分を拭き取り、風通しの良い日陰で半日ほど乾燥させます。完全に乾いたら、仕上げの注油です。
【最重要】「オイル」と「グリス」を使い分ける!
初心者が最もやりがちなミスが、「回転部分に粘度の高いグリス(スプレー缶など)を塗ってしまうこと」です。これをやると回転が重くなり、ヘチ釣りリールとしては致命的です。
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ベアリング(回転軸)には「低粘度オイル」: スプールが回る中心のベアリング部分には、必ずサラサラした「リール専用オイル」を1滴だけ垂らします。これにより、防錆効果と驚異的な回転性能が維持されます。
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クリック音出しバネ・ノブ軸には「グリス」: 回転に直接関係ない部分や、摩耗を防ぎたい金属パーツ(ストッパーの接点など)には、耐久性の高いグリスを薄く塗ります。

「5-56」などの浸透潤滑剤は、ゴムパッキンを溶かすことがあるからリールには絶対に使っちゃダメだよ!必ず釣具メーカー(ダイワやシマノ、IOSファクトリーなど)が出している専用オイルを使おう。
タイコリールに関するよくあるQ&A【初心者脱出編】
ヘチ釣りを始めようとする方が抱える、素朴な疑問やトラブル解決法をまとめました。
Q1. 右巻き?左巻き?どっちが正解ですか?
A. 「利き手でロッドを持ち、逆の手でリールを巻く」スタイルがおすすめです。
ルアー釣りなどでは「右手で投げて左手で巻く」のが一般的ですが、ヘチ釣りは特殊です。 一日中、片手で重いロッドを操作し続けるため、利き手の繊細な操作が不可欠です。また、魚が掛かったあとのやり取りも、利き手でリールを操作(サミング)したほうが圧倒的に反応速度が速くなります。 基本的には、右利きなら「左巻き」、左利きなら「右巻き」に設定して使うのがセオリーです。
Q2. バックラッシュ(糸絡み)が怖いです。対策は?
A. 「指ドラグ」の練習と、ラインの巻きすぎに注意しましょう。
スプールが回りすぎて糸がぐちゃぐちゃになるバックラッシュ。これを防ぐコツは2つ。
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糸を巻きすぎない: スプールのキャパシティぎりぎりまで巻くとトラブルの元です。最初は少なめ(70m〜80m程度)に巻いておきましょう。
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常に親指を添える: 糸を出すときも巻くときも、常に親指をスプールのエッジに触れさせておき、回転を制御する癖をつけましょう。
Q3. 道糸(ライン)は何号を使えばいいですか?リーダーは必要?
A. 初心者は「ナイロンライン 1.5号〜2.0号」の直結がベストです。
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ライン素材: PEラインは感度が良いですが、風に弱く、穂先に絡まりやすいため上級者向けです。最初はトラブルの少ないナイロンラインを選びましょう。「ヘチ釣り専用」として売られている、視認性の良い(蛍光色やマーキング入り)ラインがおすすめです。
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リーダー: ナイロンラインを使う場合、リーダー(ハリス)は必要ありません。サルカンを介してハリスを結ぶか、道糸に直接ハリを結ぶ「直結」でも十分釣れます。根ズレが激しい場所では、先端の1.5mほどをフロロカーボンライン(1.5号〜2号)にすると安心です。
Q4. 安いリールでも、ベアリングを変えれば高性能になりますか?
A. なりますが、ボディ精度には限界があります。
プロマリンなどの安価なリールのベアリングを、高性能な国産ベアリングに交換するチューニングは人気があります。回転性能は劇的に向上しますが、リール自体のボディ剛性(歪みにくさ)や、スプールの精密度は変わりません。 改造の手間や工具代を考えると、性能重視の方は最初から「宇崎日新 インヴィクタ」や「ダイワ チヌマスター」クラスを買ったほうが、結果的に安上がりで満足度が高いことが多いです。
Q5. ストッパーがないリール、移動中に糸が出て困ります。
A. 「ヘアゴム」で解決できます!
クリックストッパー機能がないリールの場合、移動中に勝手にスプールが回って糸が出てしまい、足に絡まることがあります。 これを防ぐ裏技が「100均のヘアゴム」です。 リールの足(ロッドに取り付ける部分)にヘアゴムを二重に巻き付けておき、移動するときだけそのゴムを伸ばしてスプールのハンドルノブに引っ掛けます。これだけで簡易的なストッパー代わりになり、快適に移動できます。
まとめ:その「一回転」が、黒鯛との出会いを引き寄せる

最後までお読みいただき、ありがとうございます。ヘチ釣り(落とし込み釣り)は、数ある釣りの中でも「最も魚との距離が近い釣り」の一つです。 足元の数センチ先、壁一枚隔てたところに潜む巨大な黒鯛。 その息遣いすら感じられそうな距離感で、あなたの指先から繰り出されるエサが、スルスルと無警戒に落ちていく……。
その演出を支えているのが、他ならぬ「タイコリール」なのです。
リールの回転が悪ければ、エサは不自然な動きをし、警戒心の強い黒鯛は見向きもしません。 逆に、良いリールを使えば、ただ落とすだけでエサが生きているかのように泳ぎ、向こうから食らいついてきます。
道具への投資は、決して無駄にはなりません。 ぜひ、あなたの相棒となる一台を見つけて、堤防の王者・黒鯛との真剣勝負を楽しんでください。 強烈な引きを、その指先でダイレクトに受け止める感動が、そこには待っています!
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