本ページにはプロモーションが含まれています。

【ウキフカセ釣り】フカセ釣りの風対策!強風時の対処法とは⁉

フカセ釣り

【ウキフカセ釣り】風対策!強風時の対処法とは⁉

ウキフカセ釣りは繊細な釣りで、風が強い日には特に影響を受けやすい釣り方です。

軽い仕掛けに足場の悪い磯での釣りなど、ウキフカセ釣りにおいて風は大きな弊害となります。

しかし、適切な風対策を講じれば、悪条件下でも成果を上げることが可能です。

このブログでは、ウキフカセ釣りにおける風対策について詳しく解説します!!

どれくらいからが強風?

風がウキフカセ釣りの弊害になることは分かりますが、どのくらいの強さから釣りが難しくなるのでしょうか?

私の普段の判断基準は、

  • 風速0~2m/s  快適に釣り可能
  • 風速3~4m/s  釣り可能
  • 風速5~7m/s  強風
  • 風速8m/s以上  危険な為釣り不可

ざっくりとこんな感じです。

5~7m/sの風を正面から直接受けるような釣り場では強風の為基本的には釣りはしたくないですが、どうしても釣り場が見つからない場合はできなくは無いです。

また、風速10m/sを超えてくる予報になると、命の危険を伴うことになるので潔くあきらめることも重要です。

一般的な天気予報サイトに出てくる予報はかなりざっくりとしているので、参考程度にしておこう!!

ウキフカセ釣りで風が強い時どうする?

ウキフカセ釣りの風対策を、「釣り場選び」「仕掛け」「釣り方」に分けて紹介します。

釣り場選び

釣り場選びの時点で、風が強いことが分かっているのなら、ポイントを意識して釣り場選びを行えば風の影響を受けずに釣りをすることができます。

また、釣り場についてから風が強いと感じた場合でも釣り座移動も対策の一つです。風の影響を極限まで減せるように以下のポイントに注意して釣り場、釣り座を選びましょう。

風裏を選ぶ

正面から強風を受けると、仕掛けやコマセがほとんど飛ばず釣りが成立しなくなってしまいます。そのため、風が強い日は背中から風を受ける風裏の釣り場を探すことが重要です。

スマホの地図アプリなどで予報の風向きと釣り場の向きを照らし合わせて、考えると良いでしょう。

また、同じ釣り場の中でも、立ち位置によって竿を振る方角は異なります。

釣り場という大きな括りではなく、少しの釣り座の移動でも釣りがしやすくなることがあります。

インターネットで、(例:~周辺で南西風に強い釣り場 などと検索するとその日の風向きに強い釣り場を教えてくれることもあるよ

 

足場の高さ

釣り座の足場が高いと、道糸が風に取られて釣りが困難になります。そのため、強風時は波が被らない程度に足場の高すぎない釣り場を選ぶのがポイントです。

磯竿の基本的な長さである5メートルより低い釣り座を選ぶと良いでしょう

 

仕掛け

強風時にできる仕掛けの工夫はたくさんあります。

道糸

ウキフカセ釣りで強風時に釣れなくなる一番の原因が、「風に道糸が取られる」、「遠投できない」です。

道糸が取られてしまうと、フカセ釣りの軽い仕掛けは風に引っ張られ、仕掛けが浮き上がる、なじまない、コマセのエリアから外れるなどの問題が発生します。

このどれか一つでも起こると魚は釣れません!

強風時でも遠投力を上げられ、風に道糸が取られるのを防ぐ一番確実な方法は、ズバリ道糸を細くする事です!!

ここで一番おすすめな号数がナイロンラインの1.5号です。

かなり細いため、風の影響を最小限に抑えられ快適な釣りができます。また、磯竿であげられる魚なら道糸から切られることは滅多にありません。

今1.5号以上の道糸を使っている方は、ぜひ一度使ってみてください!

世界が変わりますよ!!

もう一つ道糸を選ぶ際に気を付けたいのは、道糸の浮力タイプです。水よりも比重の軽いフロートタイプを使ってしまうと、風に取られやすくなってしまうので、海中で漂うサスペンドタイプの道糸をおすすめします。

細い道糸は風がないときでも水切れが良くメリットしかありません。

私個人的には、SUNLINEさんのマスラード2をおすすめします!細糸は扱いやすい分、高切れを起こしやすいなどのデメリットがあるので、大手メーカーの高品質な物を使うと安心でしょう。

マスラード2↓↓

磯釣りの道糸はナイロン以外に、PEラインの物も存在します。ナイロン以上に細い号数を使用することができ強風時にも有効ですが、初心者の方には少々扱いづらいのでおすすめできません。中級者以上の方は選択肢に入れておくのも良いかもしれません

ウキ

強風時のウキ選びには3つほどポイントがあります。

ウキの重量

向かい風時に遠投力を上げたい場合は、重量の重いウキを使用するようにしましょう。

小型で軽いウキしか手持ち無い場合、風が強くなると釣りにならなくなってしまうこともあるので、風対策として大きめのウキはいくつかポケットに忍ばせておきましょう。

ウキの体積

風が強いと道糸が取られ、仕掛けが引っ張られてしまうと先述しましたが、体積の大きいウキを使うことで多少改善します。

体積の小さいものに比べ、体積の大きいウキは潮をつかみやすく、風で道糸が多少引っ張られても浮き上がりずらくなるという特性があります。

また、ウキの頭が平なぼてっとした形状のウキを選ぶことで更に浮き上がりを軽減させることができます。

↑このような形状で体積が大きいウキを使うことで強風時でも水中で仕掛けを安定させることができます。

 

ウキの浮力

ウキの浮力設定は、簡単に行動に移せて効果もあるのでとても重要です。

強風時、ウキが海面にプカプカと浮いている状態だとウキが風に流されコマセの帯から仕掛けが外れてしまいます。

そのため、風が吹いて仕掛けが滑ってしまう、なじまないなどと感じた時はウキが海中に沈むように浮力を設定してみましょう。

半誘導仕掛けの場合は、ガン玉を余分に打って海面下にシモるように設定することで、表層の上滑りを避け仕掛けが安定します。

また、仕掛けがなじまない場合は、B~3Bなどの浮力の大きいウキを使うと良いでしょう。

仕掛けがなじまないと魚は釣れないので、食い込みを意識して中途半端な浮力を選ぶなどせず、思い切って3Bなどのウキ使って仕掛けがなじむことを最優先に考えることが重要です。

全誘導仕掛けでは、00などの着水後に沈み始めるウキを使うと有効です。

そのようなマイナス浮力のウキを使用する場合、沈み速度が速すぎるとタナを通過してしまう恐れがあるので、初心者の方には沈みすぎずに海面下をホバリングしてくれる浮力設定のウキが理想です。

風の強さによってその時にベストなウキの浮力は変わってくるので、いくつかバリエーションをそろえておくか、板鉛などを使って浮力の微調節をすると良いでしょう。

おすすめウキ
風が強いときは、ウキの重量、体積、浮力を先述した通りに意識しましょう。
このようなことを意識したうえで、強風時でも威力を発揮するおすすめウキを載せておきます!!
重量のあるロングキャスト仕様に、潮をつかむ下膨れ形状。強風下でも快適に釣りができます↓

オモリ使い

先ほどのウキの浮力についての記述と重なりますが、オモリ使いも重要なポイントなので詳しく解説します。

強風時、特に全誘導仕掛けでは、海面が風で滑り仕掛けが馴染みづらくなります。

そのような場合は、G8~G5などのオモリを打つことで仕掛けのなじみが促進され、仕掛けが立ちやすくなります。

オモリが重すぎると逆に仕掛けが入りすぎてしまうので、ウキストッパーの角度や入る速度を見て風の強さに合わせてオモリを調節する必要があります。

ウキストッパーの角度が、45°から90°を保ったままゆっくりと入っていくのがベストな状態です。

オモリの付け方は、ウキストッパーの真下にジンタンを打つことから始め、それでもなじみが悪ければ段打ちをするのが効果的です。

 

ウキが沈んで仕掛けが安定したと思っていても、実際は仕掛けがなじみ切っていないことがよくあるので、ウキストッパーの角度をしっかりと確認して仕掛けなじんでいるのかを判断しましょう。

 

仕掛けのなじみは釣果を分ける重要なポイント。仕掛けの立ちを視覚化できる見やすいウキストッパーを使うことも大切!!

大きくて見やすい、絶対的おすすめなウキストッパー↓

釣り方

強風下で釣りをする際は釣り場、仕掛けに頼ることは必要ですが、最終的には釣り方,テクニックで強風の壁を乗り越えなければなりません。

釣り場や仕掛けは誰でも真似できますが、釣り方はどうしても経験がものをいう為、ここをマスターするかしないかで釣果に大きな差がでます。

ラインメンディング

強風かどうか関係なくウキフカセ釣りの釣果を左右する一番の要因と言っても良いポイントがラインメンディングです。

強風下でも道糸の操作テクニックの違いで釣果に大きく差が出ます。

道糸の操作の基本は、仕掛け投入直後にできるだけ風上側に道糸を置くことです。

ここで重要なのが、仕掛けを投入して道糸が宙に浮いている状態で道糸を風上に打ち返すという所です。

ウキの着水後一度道糸が水面についてしまうと、道糸が水に取られ風上に道糸を返せなくなってしまいます。

また、無風時には仕掛けがある程度流れてからメンディングし直すことが可能ですが、強風時にそのようなことをしてしまうとどうしても仕掛けが引っ張られ浮き上がってきてしまいます。

そのため、風が強いときは仕掛け投入直後の道糸操作が本当に重要です!!

道糸を打ち返す際のポイントは、打ち返した後のウキと穂先の間が、直線になるようラインを置くということです。

加えて、打ち返した時、竿先を海面にできるだけ近づけるということも非常に大切です。

海面と竿先の間に距離があると、その分道糸が風に持っていかれる為、ウキまでのラインを直線に保つことが難しくなります。

足場が低ければ竿先を海中に突っ込んで対処するのも効果的!

 

竿先を海中に突っ込むことで、風にあたる余分な道糸を無くすだけでなく、風によって生み出された表層流の下に道糸を置くことが可能になります。

サラシの利用

磯では常に大小いたるところでサラシが発生しています。

強風時でもサラシの流れを利用すれば楽にライン操作できることがあります。

風の方向と逆方向に向かって伸びるサラシの縁に道糸を置くことで、サラシが道糸を風上へ運んでくれます。

ぜひ釣り座回りの流れを観察して、利用できそうなものを探してみましょう。

狙いどころ

風が強い日は、狙いどころの見極めも重要です。

風に仕掛けが持っていかれないような仕掛けの安定するポイントが狙いどころになります。

風がないときでも狙いどころは変わりませんが、とにかく潮目を探しましょう。

潮と潮がぶつかり合ってできる潮目には、仕掛けを海中に運んでくれる潜り潮が発生しているので、多少風が吹いても仕掛けを海中に留まらせておいてくれます。

足元から出ているサラシの縁なども強い潜り潮が発生することが多いので、仕掛けを入れてみましょう。

際を狙う

風が強いときにどんな手を尽くしても、仕掛けを投げるのが難しい時は磯際狙いに徹してみるのも一つの手です。

足元であれば、出す道糸の量が少ないため風の影響を最小限に抑えることができます。

また、強風時は海面がザワつき、波が立ち、サラシが出ていることが多いので、普段よりも足元の魚の警戒心も薄れており、チャンスとも言えます。

 

無理に遠投せず、自分の攻めれる範囲で勝負をするという考えも持っておこう

エサの工夫

最後に強風時の餌の工夫です。

撒き餌

風が強いと仕掛けが遠投できないというのは当然ですが、撒き餌も飛ばなくなるという事も頭に入れておかなければなりません。

クロダイ(チヌ)用のコマセなどは比重があり遠投がきくので強風でも割と遠投ができますが、メジナ(グレ)用のコマセは通常、軽くフワッと仕上げることが多いので強風時は遠投が難しくなることがあります。

そのため、通常よりも遠投に特化したコマセ作りを心がけましょう

使用する配合餌は遠投型のものが良いです。

↑メーカーからはこのような商品が出ています。

もっと安く済ませたい方は、無料でもらえる米ぬかを混ぜるのも一つの手です。米ぬかを配合して練ると非常に粘り気が出て、まとまりが非常に良い餌に仕上がります。

コマセを混ぜるときは、通常よりも練りこむように混ぜましょう

混ぜ終わったら上から手で強く押して空気を抜くことで更に遠投力のある撒き餌に仕上げることができます。

刺しエサ

向かい風の強風時では、仕掛けを投げるとき通常いよりも強く竿を振る必要がある為、刺しエサが取れやすくなります。

そのため、取れにくい背掛けにすることをおすすめします。

また、生オキアミでは柔らかく取れやすいので、硬めの加工オキアミを用意しておくことがベストです。

おすすめはこれ↓↓

安全対策を忘れずに

風が強い日は釣りの難易度が上がるだけでなく、安全面にも注意が必要です。

  • ライフジャケットを必ず着用する:万が一の転落に備える。
  • 風速を確認する:10m/sを超える強風時は無理せず釣行を控える。
  • 荷物をしっかり固定:風で飛ばされないよう、道具や荷物をきちんと整理しておきましょう。
  • 周囲の状況を把握する:風による波の変化や他の釣り人との距離を確認し、安全を確保します

まとめ

ウキフカセ釣りで風の日に成果を上げるためには、釣り場選びから仕掛け、釣り方に至るまで細かな工夫が求められます。

この記事で紹介した対策を実践し、風のある日でも楽しく釣りを楽しんでください。

特に安全対策を徹底し、次回の釣行も素晴らしいものになることを願っています!

関連記事はこちら↓↓

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました