小さいメジナ(グレ)のオススメの食べ方を徹底解説!コッパグレ、小型グレの料理の仕方を解説
木っ端メジナとは?
メジナ(グレ)は、日本各地の沿岸で釣れる人気の魚ですが、小型のものは「木っ端メジナ(木っ端グレ)」と呼ばれます。
成魚に比べて身が柔らかく、淡泊な味わいが特徴です。小さいからといって侮れず、適切に調理すれば絶品の料理に仕上がります。
特に、鮮度が良いものはクセが少なく、身が引き締まっていて食感も良いため、さまざまな料理に活用できます。
実は絶品な木っ端メジナ!
「小さいから食べにくい」「処理が面倒」と思われがちですが、木っ端メジナは刺し身や唐揚げなど、さまざまな調理法で美味しくいただけます。
特に、釣れたばかりの新鮮なメジナは、クセがなく旨味が凝縮されているため、調理次第で絶品の料理になります。
特に特質するような美味しさのある魚ではない分、なんの料理にも合う万能な魚と言えます。
また、魚自体のサイズが小さい分、骨も柔らかく、丸ごと使った調理も可能です。
手軽に楽しめる調理法も多いため、釣った際にはぜひ食卓に取り入れてみてください。
下処理
- ウロコを取る
- 包丁の背やウロコ取りを使い、尾から頭に向かってしっかりとウロコを落とします。
- 鱗が飛び散るため、ボウルやシンクの中で行うと後片付けが楽になります。
鱗は包丁でも取れますが、やはりウロコ取りが便利です。おすすめはこちら!私も使っていますが錆びなくてとても重宝しています↓↓
- 内臓を取り除く
- 包丁で腹を割き、内臓を丁寧に取り出します。
- 取り出した後は、血合いが残らないようにしっかりと水で洗い流しましょう。
- 血合いをしっかり洗う
- 血合いが残っていると生臭さの原因になるため、流水でしっかり洗い流します。
- 特にエラ周りや背骨の付近は血が残りやすいため、歯ブラシなどを使うと簡単に掃除できます。
- 三枚おろしまたはぶつ切り
- 刺し身やフライにする場合は、三枚おろしにして皮を引きます。
- 唐揚げや煮付けにする場合は、ぶつ切りにして骨ごと調理すると食べ応えが増します。

内蔵を取るまでの工程は、釣り場で済ませて置くと楽チンですよ。
木っ端メジナ(グレ)のおすすめ調理法7選
1. 刺し身
小型のメジナ(グレ)でも、小さすぎなければお刺し身でも美味しくいただけます。
20cm以上あるメジナであればぜひお刺し身で食べてみましょう!
作り方
- 三枚におろしたメジナの皮を引き、できるだけ薄くそぎ切りにする。
- 氷水で軽く締め、キッチンペーパーで水気を拭き取る。
- お好みでポン酢やワサビ醤油をつけて召し上がる。
2. メジナハンバーグ
メジナハンバーグは、メジナの淡白で上品な味わいを活かした絶品料理です。メジナの身はしっとりとしていて柔らかく、細かく刻んでハンバーグにすることでふんわりとした食感に仕上がります。
魚特有の臭みが少なく、クセがないため、和風や洋風の味付けとも相性抜群。味噌や醤油ベースのソースを絡めれば、ご飯が進む濃厚な味わいに、バターやハーブを加えればレストランのような洋風仕立てになります。
また、魚のうまみがギュッと詰まったハンバーグは、噛むたびにジューシーな味わいが広がり、肉のハンバーグとは違った軽やかさとコクを楽しめます。
栄養価も高く、ヘルシーなので、子どもから大人まで幅広い世代におすすめの一品です。
作り方
- メジナの身を包丁で細かく刻む。
- ボウルに入れ、パン粉、卵、刻んだ玉ねぎ、塩コショウを加えてよく混ぜる。
- 小判形に成形し、フライパンで両面を焼く。
- お好みで味噌ソースや醤油ソースをかけて完成。
3. なめろう
メジナのなめろうは、新鮮なメジナの甘みと旨みを最大限に引き出した一品です。
身を細かく叩くことでねっとりとした食感になり、味噌や生姜、ネギと混ぜることでコクと風味が際立ちます。
クセが少なく上品な味わいのメジナは、なめろうにすることでさらに旨みが凝縮され、ご飯やお酒との相性も抜群。
シンプルながらも奥深い味わいを楽しめる、絶品の漁師料理です。
作り方
- 三枚おろしにしたメジナを細かく叩く。
- 味噌、刻んだネギ、生姜を加えてさらに叩きながら混ぜる。
- 皿に盛り、ご飯や酒のつまみとしていただく。
ご飯にのせても最高ですよ!!
4. 塩焼き
メジナの塩焼きは、シンプルながらも魚本来の旨みを存分に味わえる絶品料理です。
焼くことで皮はパリッと香ばしく、身はふっくらジューシーに仕上がります。淡白ながらもしっかりとした旨みがあり、程よくのった脂が口の中で広がるのが魅力。
シンプルに塩を振るだけで、メジナ特有の上品な風味が際立ち、レモンや大根おろしを添えればさらにさっぱりと楽しめます。
焼きたての香ばしさとホクホクの身の食感は、ご飯やお酒との相性も抜群です。
作り方
- メジナの表面に塩をまんべんなく振る。
- グリルまたは魚焼き器で中火で焼く。
- 皮がパリッとし、身がふっくらと焼けたら完成。
5. ソテー
メジナのソテーは、外はカリッと香ばしく、中はふっくらジューシーに仕上がる絶品料理です。
淡白な身にバターやオリーブオイルの風味が絡み、程よいコクと旨みが引き立ちます。
白ワインやレモンを加えることで爽やかな味わいになり、洋風のアレンジも自在。
シンプルながらも上品な味わいを楽しめる一品です。
材料
- 木っ端メジナ(小さめのメジナ)…2尾(3枚おろしにする)
- 塩・こしょう…適量
- 小麦粉…適量(薄くまぶす用)
- オリーブオイルまたはバター…大さじ1
- にんにく…1片(みじん切り)
- 白ワイン…大さじ2
- レモン…適量(仕上げ用)
- パセリ…適量(彩り用・みじん切り)
作り方
- メジナの切り身に軽く塩コショウをする。
- フライパンにオリーブオイルを熱し、両面をこんがり焼く。
- 仕上げに白ワインやレモンを加えて香りをつける。
6. 唐揚げ
メジナの唐揚げは、外はカリッと香ばしく、中はふんわりジューシーな食感が楽しめる一品です。
下味をしっかり染み込ませることで、淡白なメジナの旨みが引き立ち、噛むたびに広がる風味がクセになります。
骨ごと揚げれば、香ばしさと食べ応えが増し、おつまみやおかずにもぴったり。
シンプルながらも奥深い味わいで、ご飯やお酒との相性も抜群です。
材料
- 木っ端メジナ(小さめのメジナ)…3~5尾(食べやすいサイズに)
- 醤油…大さじ2
- 酒…大さじ1
- おろし生姜…小さじ1
- おろしにんにく…小さじ1(お好みで)
- 片栗粉…適量(衣用)
- 揚げ油…適量
- レモン…適量(仕上げ用)
作り方
- メジナを一口大に切り、醤油、生姜、にんにくで下味をつける。
- 片栗粉をまぶし、170℃の油で揚げる。
- きつね色になったら取り出し、油を切って完成。
7. フライ
メジナのフライは、サクサクの衣とふんわりジューシーな白身の食感が絶妙な一品です。
クセが少なく上品な旨みのあるメジナは、揚げることでさらに甘みが引き立ち、噛むたびにジューシーな味わいが広がります。
タルタルソースやウスターソースをかけると、コクが加わりさらに美味しく楽しめます。
材料
- 木っ端メジナ(小さめのメジナ)…2尾(3枚おろしにする)
- 塩・こしょう…適量
- 小麦粉…適量(まぶす用)
- 溶き卵…1個分
- パン粉…適量(細かめがおすすめ)
- 揚げ油…適量(サラダ油や米油など)
- タルタルソース、ウスターソース、レモン…お好みで
作り方
- 三枚におろしたメジナに塩コショウをし、小麦粉、卵、パン粉の順にまぶす。
- 170℃の油でカラッと揚げる。
- タルタルソースやウスターソースをかけて召し上がる。
小メジナの釣り方
釣り初心者でも簡単に釣れるのが木っ端メジナの魅力です。おすすめの釣り方を紹介します。
仕掛け
- フカセ釣り:コマセ(撒き餌)を使ってメジナを寄せる方法です。特に群れを狙う場合に有効です。
ポイント
- 堤防や磯場の浅場が狙い目:比較的水深の浅い場所に群れでいることが多いため、堤防や磯場が最適です。
- 朝夕のマヅメ時がチャンス:日の出直後や日没前の時間帯に活性が高くなります。
- 群れで行動するため、一匹釣れたら連続で狙える:同じポイントで複数匹釣れる可能性が高いため、粘るのもコツです。
まとめ
小さいメジナ(木っ端グレ)は、しっかり下処理をすれば絶品の魚料理に変身します。
刺し身や唐揚げ、フライなど、さまざまなレシピで楽しめるので、釣った際はぜひ試してみてください!
また、初心者でも釣りやすい魚なので、堤防や磯場で挑戦してみるのもおすすめです。
美味しい魚を自分で釣って食べる喜びを、ぜひ体験してみましょう!
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