【プロが厳選】遠投両軸(ベイト)リールおすすめ6選!カゴ釣りに最強なコスパ比較と評価
磯釣りや堤防からの大型魚狙いにおいて、「もっと遠くの潮目を狙いたい」「大型のサワラやクロダイ(チヌ)、青物が掛かった際に主導権を握りたい」と痛感したことはありませんか。中級者から上級者へとステップアップする過程で、多くの釣り人が行き着くのが「遠投両軸リール(ベイトリール)」という選択肢です。スピニングリールにはないダイレクトな操作感、圧倒的な巻き上げトルク、そして何より、太いラインと重い仕掛けを一直線に彼方まで飛ばすことができる飛距離は、両軸リールならではの特権です。しかし、いざ導入しようと思っても、各メーカーから多種多様なモデルが展開されており、ブレーキシステムやスプール径など、どれを選べば自分の釣りに最適なのか迷ってしまう方も多いはずです。
この記事では、日頃から「いそぎんぽ」をご覧いただき、磯釣りや堤防釣りに情熱を注ぐ皆様に向けて、読者の皆様の釣果を劇的に変える遠投両軸リールを厳選してご紹介します。単なる人気投票ではなく、カゴ釣り、泳がせ釣り(飲ませ釣り)、ぶっこみ釣りといった各釣法の視点から、徹底的な評価と比較を行い、本当に価値のある一台を見つけるための情報をお届けします。
遠投両軸リールとは?(基本知識と魅力)

磯釣りや堤防からの大型魚狙いにおいて、多くのアングラーが最終的に行き着く「遠投両軸リール(ベイトリール)」。ルアーフィッシングの世界では一般的ですが、15号〜20号といった重いカゴを大遠投するカゴ釣りや、大型青物を狙う泳がせ釣りにおいて、その真価はスピニングリールを遥かに凌駕します。しかし、なぜそこまでして両軸リールが求められるのでしょうか。基本的な構造の違いから、カゴ釣りに導入する際の強烈なメリット、そして避けては通れないデメリットまで、絶対に知っておくべき情報を徹底的に解説します。
スピニングリールとの決定的な「構造の違い」
両軸リールが遠投において圧倒的なパフォーマンスを発揮する理由は、その物理的な構造に隠されています。
スピニングリール

一般的なスピニングリールは、スプール(糸巻き部分)がロッドに対して平行(前向き)に固定されており、ベールと呼ばれるパーツが回転することで糸を巻き取ります。キャスト時にはラインが螺旋状(コイル状)に放出されるため、ロッドのガイドを通過する際に強烈な「摩擦抵抗」が発生します。

両軸リール

遠投両軸リールはスプールの回転軸がロッドに対して垂直(横向き)に配置されています。キャストと同時にスプールそのものが高速回転し、ラインがガイドに向かって「一直線」に放出されるのです。 この「糸が真っ直ぐ出る」という構造こそが最大のメリットであり、空気抵抗の大きな大型のウキや重いコマセカゴ、ぶっこみ釣りの重厚な仕掛けをキャストした際、摩擦ロスを極限までゼロに近づけることができます。
また、巻き上げの力学も全く異なります。スピニングリールがローターの回転という「横の動き」を「縦の動き」に変換して巻き取るのに対し、両軸リールはハンドルの回転ギアがスプールの回転ギアと直接噛み合っています。車のマニュアルトランスミッションのようにダイレクトに動力を伝えるため、ウインチのような強大でロスのない巻き上げトルク(パワー)を生み出すことができるのです。
カゴ釣りに遠投両軸リールを導入する5つのメリット
磯や堤防からのカゴ釣りにおいて、遠投両軸リールを使用することは釣果を劇的に変える「武器」となります。具体的にどのようなメリットがあるのかを見ていきましょう。
1. 誰も届かない沖の潮目を直撃する「圧倒的な飛距離」 最大の魅力は、やはり飛距離です。前述した通りライン放出時の摩擦が少ないため、重いカゴを振り抜いた初速を殺すことなく、仕掛けを彼方まで弾き飛ばすことができます。特に、横風や向かい風が吹く悪条件の磯場において、スピニングリールでは風にラインが煽られて失速してしまう場面でも、両軸リールなら風を切り裂いてポイントへ到達させることが可能です。
2. ターゲットに主導権を渡さない「強大な巻き上げパワー」 サワラやクロダイ、大型の青物など、磯の暴れん坊がヒットした際、両軸リールのトルクがアングラーを助けます。ギアが直接噛み合っているため、重い仕掛けを回収する際の疲労感が少ないだけでなく、根(海底の岩礁)に向かって突っ込む魚を強引に引き剥がし、リールの力だけでゴリ巻きして寄せてくることが可能です。

スピニングの大型番手でもパワーはあると思うけど、やっぱり違うの?

全く違います!スピニングリールは構造上、強い負荷がかかるとローターやベールアームにたわみが生じ、力が逃げてしまいます。しかし金属フレームで囲まれた両軸リールは力の逃げ場がないため、かけた力が100%魚を寄せるパワーに変換されるんです。
3. 「サミング」による高精度な仕掛けコントロール キャスト中、回転するスプールを親指で軽く押さえてブレーキをかける技術を「サミング」と呼びます。両軸リールではこのサミングによって、空中でカゴとウキの姿勢を整え、仕掛けが絡むのを防ぐことができます。また、狙ったポイントの数十センチ手前でピタリと仕掛けを着水させたり、着水音を抑えたりといった、極めて精度の高いアプローチが可能になります。
4. 太糸(ナイロン・PEライン)との相性が抜群 カゴ釣りでは6号や8号といった太いナイロンライン、あるいは強度の高いPEラインを使用します。スピニングリールに太い糸を巻くと、スプールの径に合わせて強い「巻きグセ(コイル状のクセ)」がついてしまい、飛距離低下やライントラブルの原因になります。しかし、スプールに真っ直ぐ糸を巻き取る両軸リールであれば、太糸でも糸ヨレや巻きグセがほとんど発生せず、長期間快適に使用できます。コスパの面でも、ラインの寿命が延びるのは嬉しいポイントです。
5. クラッチ操作による手返しの良さとタナ取り 両軸リールは、親指でクラッチを切るだけで瞬時にラインを放出できます。仕掛けが着水した後、狙ったタナ(水深)までスムーズにラインを送り込んだり、潮の流れに乗せて仕掛けを流していく「本流釣り」のようなアプローチも、片手で簡単かつスピーディーに行えます。
知っておくべきデメリットと注意点
圧倒的なメリットを持つ遠投両軸リールですが、当然ながらデメリットも存在します。導入前にこれらを理解しておくことが、上達への近道です。
1. 避けては通れない「バックラッシュ」のリスク 両軸リール最大の壁が「バックラッシュ」です。キャスト時、ルアーや仕掛けが飛んでいくスピードよりも、スプールの回転スピードの方が上回ってしまった際に、放出されなかったラインがスプール内で逆回転してグシャグシャに絡まってしまう現象です。 これを防ぐためには、リールに搭載されている「遠心ブレーキ」や「マグネットブレーキ」の適切な設定と、前述した親指による「サミング」の技術が必須となります。慣れるまでは重い仕掛けを使用し、ブレーキを強めに設定して練習を重ねる必要があります。
2. 夜釣り(ナイトゲーム)での難易度が上がる 視界の効かない夜釣りでは、ルアーやカゴがいつ着水するのかを目視で確認できません。そのため、着水と同時にスプールの回転を止めるサミングのタイミングを「指先の感覚」や「糸の放出音」だけで判断しなければならず、初心者にとっては難易度が跳ね上がります。夜間メインで釣行する場合は、ブレーキ性能の高い最新のモデルを選ぶことが重要です。

バックラッシュしたら、その日の釣りは終わりになっちゃうの?

軽度のものなら数分でほどけますが、重度のバックラッシュになるとラインを切るしかなくなります。だからこそ、最初は決してフルキャストせず、7割程度の力でリールの特性を掴むことが大切です。最近のリールはブレーキが優秀なので、昔ほど恐れる必要はありませんよ!
3. 定期的なメンテナンスが必須 スピニングリールに比べて、両軸リールはスプールの回転性能が飛距離に直結します。そのため、スプール軸を支えるボールベアリングや、糸を均等に巻くためのレベルワインド周辺に、定期的に専用オイルやグリスを注油するメンテナンスが必要です。特に磯場や堤防では潮風を浴びるため、釣行後の水洗いや注油を怠ると、すぐに飛距離が落ちたり塩ガミを起こしたりしてしまいます。
これらの構造とメリット・デメリットを深く理解することで、ご自身の釣りに遠投両軸リールが本当に必要かどうかが明確に見えてくるはずです。高いポテンシャルを引き出すことができれば、間違いなくあなたの磯釣りライフをワンランク上のステージへと押し上げてくれるでしょう。
失敗しない!遠投両軸リールの選び方
遠投両軸リール(ベイトリール)は、一度購入すれば長く愛用できる非常にタフな釣具ですが、それゆえに最初の選び方が釣果と快適さを決定づけます。カタログスペックをただ眺めるだけでは、磯釣り特有の過酷な環境に適合するかどうかは判断できません。
糸巻き量(ラインキャパシティ)とスプール径の選び方

https://www.daiwa.com/jp/product/mhytsxs
遠投両軸リールを選ぶ際、真っ先に確認すべきは「スプールの性能」、すなわち「どれくらいの太さの糸が、どれだけ巻けるのか(糸巻き量)」と「スプールの直径(スプール径)」です。カゴ釣りやぶっこみ釣りでは、重い仕掛けをフルキャストするため、メインラインには最低でもナイロンの6号〜8号、あるいはPEラインの3号〜4号といった太いラインが必須となります。これらを「最低でも200メートル以上」ストックできるラインキャパシティを持ったリールを選ぶのが絶対条件です。もしラインキャパシティが足りず、スプールのエッジぎりぎりまで糸を巻いてしまうと、放出時の抵抗が増して飛距離が落ちるだけでなく、強烈なバックラッシュの原因となります。
さらに飛距離に直結するのが「スプール径」です。遠投を目的とする場合、スプール径は最低でも38mm以上、理想を言えば40mm〜43mmといった「大口径スプール」を搭載したモデルが圧倒的に有利です。

スプールが大きいとリール自体が重くなりそうだけど、どうして大口径が良いの?

実は、スプール径が大きいほど『1回転あたりに放出される糸の長さ』が長くなるんです!つまり、空を飛ぶカゴのスピードが落ちてきたキャスト後半でも、スプールが過剰に高速回転する必要がないため、バックラッシュを防ぎながら失速せずにどこまでも飛んでいくんですよ。
また、太いナイロンラインを小径スプールに巻きつけると、強い「巻きグセ(コイル状のクセ)」がついてしまいますが、大口径スプールであれば糸への負担が減り、ラインが一直線に美しく放出されるという大きなメリットもあります。
ギア比(巻き取りスピード)とブレーキシステムの選び方
次に重要なのが、リールの性格を決定づける「ギア比」と「ブレーキシステム」の選択です。
1. ギア比の選び方 ギア比とは、ハンドルを1回転させたときにスプールが何回転するかを示す数値です。 遠投両軸リールにおいては、大きく分けて「ハイギア(ギア比7.0:1以上)」と「ローギア/パワーギア(ギア比5.0:1〜6.0:1前後)」が存在します。 圧倒的におすすめなのは「ハイギア」モデルです。100メートル以上先の沖合いに仕掛けを遠投し、エサ取りにやられた仕掛けを素早く回収して打ち返す「手返しの良さ」は、そのまま釣果に直結します。ハンドル1回転で90cm〜100cm以上のラインを巻き取れるハイギアであれば、回収の疲労を激減させることができます。一方で、根がかりが頻発する場所でのぶっこみ釣りなど、回収スピードよりも「純粋な巻き上げトルク(ウインチ力)」を極限まで高めたい特殊な状況では、ローギアモデルが選択肢に入ります。
2. ブレーキシステムの選び方 両軸リール最大の敵であるバックラッシュを防ぐためのシステムです。主に2種類に分かれます。
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遠心ブレーキ:スプールの回転による遠心力を利用してブレーキブロックを壁に押し当てる仕組みです。キャストの初速が最も速い瞬間に強くブレーキがかかり、後半になるにつれてブレーキがスッと抜けるため、「最後のひと伸び」という極上の飛距離を叩き出します。サミング(親指でのブレーキ)の基本ができる中〜上級者に最適です。
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マグネットブレーキ:磁力を用いてスプールに非接触でブレーキをかけ続けます。常に一定のブレーキがかかるため、向かい風や横風といった悪条件下でも仕掛けの飛行姿勢が乱れにくく、バックラッシュを強力に抑制します。トラブルレスを最優先する方や、夜釣り(ナイトゲーム)メインの方にはこちらが圧倒的におすすめです。
狙う魚種や釣り方(すべての釣り方を網羅)に合わせた選び方
遠投両軸リールは、合わせる釣法によって求められる「プラスアルファの性能」が変わってきます。ご自身のメインとなる釣りに合わせて、最終的なスペックを絞り込みましょう。
1. カゴ釣りの場合 マダイやクロダイ、大型青物を狙うカゴ釣りでは、「圧倒的な飛距離」と「手返しの良さ」が最優先されます。したがって、「大口径スプール」「ハイギア」「ライン放出抵抗の少ないレベルワインド(糸を均等に巻くパーツ)」を備えたモデルがベストです。また、長時間ロッドを振り続けるため、剛性を保ちつつも自重が350g前後に抑えられたモデルを選ぶと、疲労を大幅に軽減できます。
2. 泳がせ釣り(飲ませ釣り)の場合 アジやサバなどの活き餌を泳がせて大型魚を狙うこの釣りでは、待機中の「アタリの察知」と、強烈な突っ込みに対する「ドラグ性能」が重要になります。 ここで必須級となるのが「クリッカー機能(アラーム機能)」です。クラッチを切った状態、あるいはドラグが引き出された際に「ジリジリジリ!」と金属音で知らせてくれる機能があれば、置き竿にしていても魚のヒットを絶対に逃しません。また、ドラグの滑り出しが滑らかで、なおかつ最大ドラグ力が7kg以上あるモデルを選べば、ヒラメや大型青物とのファイトでも主導権を握り続けることができます。
3. ぶっこみ釣りの場合 海底の根や起伏に潜む大型魚(タマン、クエ、大型のハタ類など)を狙うぶっこみ釣りでは、「待つ時間」が長くなります。この釣りにおいて最も重視すべきは「暴力的な巻き上げトルク」と「ボディの絶対的な剛性」です。 強い引きに耐え、強引に海底から魚を引き剥がす必要があるため、樹脂製ではなく「高剛性の金属製フレーム(アルミボディなど)」を採用したリールが絶対条件となります。さらに、力が入りやすい大型のパワーハンドルノブが標準装備されているモデルを選ぶことで、太いナイロンラインの強度を限界まで活かしたパワーファイトが可能になります。

これら3つの釣り方を、1台のリールで全部カバーすることって可能なの?

もちろん可能です!だからこそ遠投両軸リールは素晴らしいんです。十分な糸巻き量と高い金属剛性を持ったハイギアモデルを1台選べば、カゴ釣りで遠投しつつ、夜はそのままぶっこみ釣りに流用するといった芸当も余裕でこなせますよ!
プロが教える!中級者・上級者におすすめの遠投両軸リール厳選6選!
磯釣りや堤防からの釣りにおいて、アングラーのスキルを極限まで引き出し、別次元の飛距離とパワーをもたらす遠投両軸リール(ベイトリール)。ここでは、プロの目線から厳選した「本当に釣果を変える」おすすめの6機種をご紹介します。
今回の選定基準は、単なるカタログスペックの比較ではありません。カゴ釣りでの圧倒的な飛距離、泳がせ釣り(飲ませ釣り)での緻密なドラグコントロールとアタリ察知能力、そして、ぶっこみ釣りにおける暴力的な巻き上げトルク。これら3つの過酷な釣法において、中級者から上級者が納得のいくパフォーマンスを発揮できるかという実戦的な観点から評価を行いました。コスパに優れた名機から、プロの中で密かに愛用されている裏定番、そして最高峰のフラッグシップモデルまで、それぞれの特徴を徹底的に深掘りして解説します。
おすすめ遠投両軸リールの比較一覧表
ご自身の予算(コスパ・安い価格帯からハイエンドまで)や、メインとなる釣り方(カゴ釣り、泳がせ釣り、ぶっこみ釣り)に照らし合わせて、最適な一台を絞り込むための参考にしてください。
| 商品名 | 実売価格帯(目安) | 自重 | 最大ドラグ力 | ブレーキシステム | ターゲット釣法・最大の特徴 |
| ダイワ シーホーク | 10,000円台後半〜20,000円前後 | 約330g〜350g | 7kg | 遠心またはマグネット | 【全釣法】コスパ最強。基本性能を極めた堅牢スタンダード。 |
| アブガルシア アンバサダー 6500 CS Rocket Red | 25,000円〜30,000円前後 | 365g | 7kg | 2点式遠心力 | 【カゴ釣り特化】圧倒的な後半の伸び。伝統の遠心ブレーキ。 |
| ダイワ シーホーク TW 遠投 | 30,000円〜35,000円前後 | 340g | 8kg | マグフォース | 【全釣法】TWS搭載で太糸もノントラブル。次世代の遠投機。 |
| ダイワ TATULA TW 400 400XHL | 28,000円〜33,000円前後 | 335g | 11kg | マグフォース | 【カゴ・ぶっこみ】超ハイギアによる手返しとウインチ級のトルク。 |
| アブガルシア REVO TORO ROCKET | 30,000円〜35,000円前後 | 414g | 12kg | インフィニマックス | 【泳がせ・ぶっこみ】最強ドラグとクリッカー搭載。モンスター専用機。 |
| シマノ カルカッタコンクエスト MD | 55,000円〜65,000円前後 | 360g〜365g | 8kg | SVS MD TUNE | 【全釣法】極上の巻き心地と絶対的剛性を誇るフラッグシップ。 |
1. ダイワ シーホーク

【おススメの一言】:遠投両軸の扉を開く、堅牢無比なスタンダードモデル。
【価格帯】:10,000円台〜
【商品説明】:
ダイワが誇る遠投両軸リールの系譜において、長年多くのアングラーに愛され続けている基準となるモデルがこの「シーホーク」です。最新鋭の電子制御や特殊な機構をあえて搭載せず、リールとしての基本構造を極限まで磨き上げた質実剛健な作りが最大の特徴と言えます。剛性の高いフレームを採用しているため、重いカゴを力強く振り抜く際のボディのたわみが非常に少なく、アングラーがロッドに乗せたパワーをロスすることなくスプールの回転へと変換します。
また、特筆すべきはその耐久性です。潮風に晒され、波しぶきを浴びる過酷な磯釣りの環境下においても、シンプルな構造ゆえに塩ガミなどのマイナートラブルが起きにくく、メンテナンスも比較的容易です。ブレーキシステムは遠投性能に優れた遠心ブレーキ、あるいは扱いやすいマグネットブレーキの基礎的な機構を採用しており、サミングの基本を身につけた中級者が、自分自身の指先の感覚で飛距離を伸ばしていく喜びを味わえるセッティングとなっています。巻き上げ力に関しても、大型のラウンドノブを採用したパワーハンドルを標準装備しており、水圧の掛かる仕掛けの回収や、大型魚とのファイト時にも力強いリーリングをサポートします。

もっと上位機種がある中で、あえてこのベーシックなモデルを選ぶ理由はあるの?

実は、この『基本に忠実な構造』こそが最大の武器なんですよ!複雑な機構がない分、パーツの耐久性が高く、磯場でのハードな使用に耐え抜きます。コスパが非常に高く、予算を抑えつつ本格的な遠投両軸リール(ベイトリール)のパワーを体感したい方に、間違いなくおすすめできる一台です!
【こんな人におすすめ】:
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カゴ釣り:両軸カゴ釣りの基本動作をマスターし、さらに太いラインで大物を狙いたい中級者に最適です。安定した飛距離とトラブルの少なさが強みです。
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泳がせ釣り:シンプルなドラグ機構ですが、基本性能が高いため、活き餌の動きを阻害せずにラインを送り出すことが可能です。
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ぶっこみ釣り:太いナイロンラインを大量にストックでき、根がかりを外す際や、海底から魚を引き剥がす際のウインチのようなパワーゲームに非常に向いています。安い価格帯でありながら、耐久性は抜群です。
【スペック表】:
| 項目 | スペック詳細 |
| ギア比 | 6.1:1(モデルにより変動あり) |
| 自重 | 約330g〜350g(番手による) |
| 最大ドラグ力 | 7kg |
| 標準巻糸量(ナイロン) | 6号-200m |
| ブレーキシステム | 遠心またはマグネットブレーキ |
| ハンドル長 | 90mmパワーハンドル |
2. アブガルシア Ambassadeur 6500 CS

【おススメの一言】:世界中の磯師を魅了する、真紅の飛びと伝統の遠心ブレーキ。
【価格帯】:25,000円〜35,000円前後(実売価格)
【商品説明】:
両軸リールの歴史そのものと言っても過言ではない、アブガルシアの「アンバサダー」シリーズ。その中でも遠投(カゴ釣り)に特化してチューニングされたのが、この「6500 CS Rocket Red」です。一際目を引く美しい真紅のラウンドボディは、単なるデザインではなく、アルミ削り出しによる堅牢なフレーム構造を採用しており、大型魚の強烈な引き込みにも全く動じない絶対的な剛性を誇ります。
最大の特徴は、伝統的かつ極めて完成度の高い「2点式遠心力ブレーキ」と「ベークライト製ブレーキブロック」の組み合わせです。ルアー用のマグネットブレーキとは異なり、キャストの初速が最も高い瞬間に強いブレーキが掛かり、ルアー(カゴ)の飛行速度が落ちてくる後半にはブレーキ抵抗がスッと抜ける特性を持っています。これにより、空気抵抗の大きなカゴ仕掛けでも、失速することなく一直線に彼方まで飛んでいく「伸びのある圧倒的な飛距離」を実現します。さらに、防錆性能に優れたHPCRベアリングをスプール軸に配置することで、塩噛みによる回転性能の低下を防止。アンバサダーシリーズは内部構造が比較的シンプルであるため、自身でオーバーホールやパーツ交換(ベアリングの追加チューンなど)を行いやすく、長年愛用して自分だけの一台に育て上げるという、釣り具としての深い楽しみ方を提供してくれます。

海外メーカーのリールって、日本の繊細な磯釣りには大雑把すぎない?

その心配は無用ですよ!むしろ、アンバサダーの大胆かつ頑丈なギア構造は、日本の過酷な磯場での大型狙いに最適なんです。サワラやクロダイの不意の突っ込みに対しても、滑らかに滑り出すシンクロナイズドレベルワインドがラインブレイクをしっかり防いでくれます!
【こんな人におすすめ】:
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カゴ釣り:遠心ブレーキ特有の「後半の伸び」を活かして、誰も届かない沖の潮目を直撃したい上級者に。サミング技術がある程度備わっている方に劇的な飛距離をもたらします。
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泳がせ釣り:ライン放出時にレベルワインドが連動する機構により、アジなどの活き餌が泳ぐ際のラインの引き出しが非常にスムーズです。ドラグ性能も安定しており、青物狙いに最適です。
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ぶっこみ釣り:太糸を巻いてもスプールの目減りが少なく、巻き上げ力が落ちないラウンドボディの恩恵を最も受けられる釣法です。置き竿での使用にも映えるクラシカルなデザインも魅力ですね。
【スペック表】:
| 項目 | スペック詳細 |
| ギア比 | 5.3:1 |
| 自重 | 365g |
| 最大ドラグ力 | 7kg |
| 標準巻糸量(ナイロン) | 6号-200m / 4.5号-255m |
| 標準巻糸量(PE) | 3号-260m |
| ブレーキシステム | 2点式遠心力ブレーキ(ベークライトブロック) |
| ベアリング(ボール/ローラー) | 2 / 1 (HPCRベアリング搭載) |
3. ダイワ シーホーク TW 遠投

【おススメの一言】:TWSがもたらす異次元のライン放出。次世代の遠投専用機。
【価格帯】:30,000円〜35,000円前後(実売価格)
【商品説明】:
ダイワのテクノロジーの粋を集め、カゴ釣りなどの「遠投」に特化して開発された専用機が「シーホーク TW 遠投」です。このリールの存在価値は、何と言ってもダイワ独自のレベルワインドシステム「TWS(T-ウイングシステム)」の搭載にあります。従来の遠投両軸リールは、キャスト時にラインが細いレベルワインドの穴を高速で通過するため、そこで発生する摩擦抵抗が飛距離低下とバックラッシュの大きな原因となっていました。しかしTWSは、クラッチを切るとT字型のレベルワインドが前方に倒れ、ラインが放出される開口部が劇的に広がります。これにより、太いナイロンラインやPEライン、さらにはラインの結び目(ウキ止めなど)でさえも抵抗なくスムーズに放出され、圧倒的な飛距離とトラブルレスを両立させました。
さらに、直径43mmという超大口径のスプールを採用している点も特筆すべきポイントです。スプール径が大きいほど、1回転あたりのライン放出量が多くなるため、キャスト後半の失速を防ぎ、ルアーや仕掛けのスピードを維持したまま遠くまで運ぶことができます。ブレーキシステムには、スプールの回転数に応じて磁力をコントロールする「マグフォース」を採用。向かい風や横風といった、磯場で頻発する悪条件下でも、確実なサミングの補助となり、バックラッシュの恐怖からアングラーを完全に解放します。

TWSってルアーリールのイメージがあるけど、太い糸を使うカゴ釣りでも本当に効果があるの?

太い糸だからこそ、TWSの恩恵は絶大なんですよ!太糸特有の巻きグセによる抵抗を、T字型の広い開口部が完全にクリアしてくれるため、仕掛けが空中で失速せず、スコーン!と抜けるような極上のキャストフィールを体感できます!
【こんな人におすすめ】:
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カゴ釣り:このリールの主戦場です。TWSと大口径スプールの相乗効果により、向かい風の中でも安定して長距離を撃ち抜きたいアングラーに。手返しの良さも圧倒的です。
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泳がせ釣り:高剛性なアルミスーパーメタルフレームを採用しているため、大型の青物が掛かってもボディが歪まず、ドラグを効かせながらの力強いファイトが可能です。
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ぶっこみ釣り:マグシールドボールベアリングをピニオンギア部に搭載しているため、波しぶきを被りやすい防波堤での夜釣りや、長時間の置き竿でも塩ガミのリスクが極めて低く、高いメンテナンス性を誇ります。
【スペック表】:
| 項目 | スペック詳細 |
| ギア比 | 7.3:1 |
| 自重 | 340g |
| 最大ドラグ力 | 8kg |
| 標準巻糸量(ナイロン) | 6号-200m / 7号-170m |
| 標準巻糸量(PE) | 4号-250m / 5号-190m |
| スプール径 | 43mm |
| ブレーキシステム | マグフォース(MAGFORCE) |
| ベアリング(ボール/ローラー) | 6 / 1 (マグシールドBB搭載) |
4. ダイワ TATULA TW 400 400XHL

【おススメの一言】:プロが密かに愛用。ビッグベイト用が生み出す規格外のトルクと遠投性能。
【価格帯】:28,000円〜33,000円前後(実売価格)
【商品説明】:
タトゥーラ TW 400は、本来ジャイアントベイトやビッグベイトを使用したシーバス、海外の怪魚などをターゲットに開発されたルアーキャスティング用リールです。しかし、その「極めて太い糸を大量に巻き、重いものを遠くへ飛ばし、強引に巻き寄せる」という基本スペックの高さから、耳の早いプロや上級磯師の間で、両軸カゴ釣り用のシークレット・ウェポンとして密かに高い評価を集めています。最大の武器は「HYPERDRIVE DESIGN(ハイパードライブデザイン)」と呼ばれる、ダイワの次世代両軸リールにおける基本設計思想の全面導入です。特に「ハイパードライブデジギア」は、ギアの歯のモジュール(大きさ)を維持しながら噛み合い率を向上させており、滑らかでありながら、サワラやクロダイといった力強いターゲットの引きを軽々と封じ込めるウインチのような巻き上げトルクを発揮します。もちろん「TWS」を搭載しており、43mmの大型マグフォーススプールとの組み合わせにより、カゴ釣り仕掛けの遠投においても抜群の抜けの良さを誇ります。
さらに特筆すべきは、XHLモデルの「8.1」という驚異的なエクストラハイギアです。ハンドル1回転で最大109cmものラインを巻き取れるため、100m先で掛けた魚を素早く根から引き離したり、エサ取りにやられた仕掛けを瞬時に回収して手返しを劇的に向上させることが可能です。ロープロファイル形状(平たいボディ)のため、手が小さい方でもパーミング(握り込み)がしやすく、長時間のロッド操作でも疲労をしっかり軽減してくれます。

ルアー用のリールを磯のカゴ釣りに使って、耐久性やパワー不足にならない?

全く問題ありませんよ!むしろ、タトゥーラ400は『ハイパーアームドハウジング』と呼ばれる高剛性アルミニウム合金をフルボディに採用していて、怪魚の暴力的な引きを想定して作られています。磯釣りでのタフユースにおいて、これほど頼もしい相棒はいません!
【こんな人におすすめ】:
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カゴ釣り:超ハイギアを活かし、他の誰よりも素早く手返しを行い、チャンスタイムに手数を増やしたい効率重視の上級者に最適です。精密なマグネットブレーキで横風にも非常に強いです。
-
泳がせ釣り:ロープロファイル形状により、ロッドとリールを一体化させてしっかりと握り込めるため、不意の巨大魚の突進に対しても安定した体勢で耐えることができます。
【スペック表】:
| 項目 | スペック詳細 |
| ギア比 | 8.1:1(XHLモデル) |
| 自重 | 335g |
| 最大ドラグ力 | 11kg |
| 標準巻糸量(ナイロン) | 25lb(約6号)-180m / 30lb(約8号)-140m |
| 標準巻糸量(PE) | 5号-215m / 6号-180m |
| 最大巻上長(ハンドル1回転) | 109cm |
| スプール径 | 43mm |
| ブレーキシステム | マグフォース |
5. アブガルシア REVO TORO ROCKET(レボ トロ ロケット)

【おススメの一言】:超高速回収と巨大ドラグ。磯場のモンスターを力でねじ伏せるロケットエン
ジン。
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【価格帯】:30,000円〜35,000円前後(実売価格)
【商品説明】:
アブガルシアのルアーキャスティングリール「REVO」シリーズの中で、最大級のラインキャパシティと最速の巻き取り速度を誇るモンスターマシンが「REVO TORO ROCKET(レボ トロ ロケット)」です。このリールもルアーフィッシング用として開発されましたが、その規格外のスペックは、磯釣りや堤防での大物狙いにおいて他の追随を許さない圧倒的なアドバンテージを生み出します。最大の特徴は、製品名にも冠されている「ロケット」の由来である「ギア比7.6:1」のハイスピードギアと、それに伴う最大巻上長107cmという驚異的な回収能力です。さらに、ただ速いだけではありません。「パワースタックカーボンマトリックスドラグ」という独自のドラグワッシャー構造を採用しており、最大ドラグ力はなんと12kg。これは中型クラスのスピニングリールを完全に凌駕する数値であり、大型の青物が根に向かって激しく突っ込む際にも、力で強引に制止し、ハイスピードギアで一気に巻き寄せるという、極めてアグレッシブなファイトを可能にします。
ブレーキシステムは、遠心ブレーキとマグネットブレーキの両方の長所を組み合わせた「インフィニマックスブレーキシステム」を搭載。カゴの重さや風の状況に合わせて細かく調整できるため、あらゆる状況下でバックラッシュを抑えつつ最高の飛距離を叩き出します。特筆すべきは、「アクティブベイトクリッカー」機構が搭載されている点です。これは、ラインが引っ張られるとジリジリとアラーム音が鳴る機能で、ルアーリールでありながら餌釣りにおける待機の釣りに完璧に対応してくれます。

ドラグ力が12kgもあると、逆に調整が難しくて糸が切れたりしない?

カーボンマトリックスドラグは、強いだけでなく『滑らかさ』も兼ね備えているのが特徴なんですよ!魚の引きに合わせてジワッと効き始めるため、急な負荷によるラインブレイクをしっかり防いでくれます。さらに、クリッカー機能があるので餌釣り師にはたまらない仕様ですね!
【こんな人におすすめ】:
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カゴ釣り:インフィニマックスブレーキによる緻密な設定で、重いカゴをトラブルなく遠投。107cmの巻取長は、潮の流れが速い釣り場での素早い回収に絶大な威力を発揮します。
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泳がせ釣り:アクティブベイトクリッカーが最大の武器になります。置き竿にしていても、魚が活き餌を咥えて走った瞬間にアラーム音が鳴り響くため、アタリを逃さず的確なタイミングでフッキングに持ち込めます。
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ぶっこみ釣り:12kgの強靭なドラグと、高剛性X-CRAFTIC合金フレームの組み合わせにより、海底の障害物に潜む大型魚とのパワー勝負において絶対に主導権を渡しません。
【スペック表】:
| 項目 | スペック詳細 |
| ギア比 | 7.6:1 |
| 自重 | 414g |
| 最大ドラグ力 | 12kg |
| 標準巻糸量(ナイロン) | 25lb(約6号)-190m |
| 標準巻糸量(PE) | 5号-200m |
| 最大巻上長(ハンドル1回転) | 107cm |
| ブレーキシステム | インフィニマックスブレーキ(遠心+マグネット) |
| 特殊機能 | アクティブベイトクリッカー搭載 |
6. シマノ カルカッタコンクエスト MD

【おススメの一言】:両軸リールの到達点。圧倒的な巻きの滑らかさと絶対的な剛性を誇るフラッグシップ。
【価格帯】:55,000円〜65,000円前後(実売価格)
【商品説明】:
シマノが世界に誇る円形(ラウンド型)両軸リールの最高峰「カルカッタコンクエスト」。その中でも、Monster Drive(モンスタードライブ)の名を冠し、巨大魚との対峙を宿命づけられた究極のモデルが「カルカッタコンクエスト MD」です。予算が許すのであれば、すべての遠投両軸アングラーに一度は手に取っていただきたい、一切の妥協を排した工芸品のようなリールです。シマノの代名詞である「マイクロモジュールギア」による、シルクのように滑らかでノイズの全くない巻き心地は健在。それに加えて、MDモデルには「インフィニティドライブ」という驚異的な内部構造が採用されています。これは、スプール軸との摩擦抵抗を大幅に軽減する技術で、魚が掛かりリールに強烈な負荷が掛かっている状態でも、ハンドルを驚くほど軽く巻き続けることができます。つまり、サワラのような大型魚が激しく抵抗している最中でも、釣り人の腕の負担を大きく減らし、余裕を持って巻き上げることが可能になるのです。
また、ボディは超高剛性の「HAGANEボディ(冷間鍛造アルミニウム)」で作られており、金属の塊から削り出されたかのような一体感があります。どれだけ重いカゴをフルキャストしても、どれだけ力強くフッキングを決めても、フレームがミリ単位で歪むことすらありません。ブレーキシステムには、太糸や空気抵抗の大きい仕掛けに特化してチューニングされた「SVS MD TUNE(8ピン式遠心ブレーキ)」を搭載し、突き抜けるような遠投を実現します。

価格が飛び抜けて高いけど、中級者が買ってもその価値を引き出せるのかな?

間違いなく引き出せますし、むしろ釣り人を強力に助けてくれるリールですよ!特筆すべきは『レベルワインド連動機能』。キャスト時だけでなくドラグ作動時にもレベルワインドが左右に動くため、太糸が食い込まず、細いハリスを使っていても極めて滑らかにラインを送り出し、ラインブレイクを防いでくれるんです!
【こんな人におすすめ】:
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カゴ釣り:SVS MDチューンによるトラブルレスな遠投性能と、インフィニティドライブによる軽快な仕掛け回収。長時間のハードな釣りでも、極上の巻き心地がアングラーの集中力を途切れさせません。
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泳がせ釣り:ドラグ引き出しクリック音を搭載しており、アタリの察知は万全。さらにドラグ作動時にレベルワインドが連動するため、魚の突発的なダッシュに対してもラインの摩擦抵抗がなく、非常にスムーズにラインを送り出せます。
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ぶっこみ釣り:HAGANEボディと冷間鍛造の高耐久パーツが、岩礁帯での強引なファイトを力強くサポート。一生モノの相棒として、あらゆる釣り場で最高のパフォーマンスを約束します。
【スペック表】:
| 項目 | スペック詳細 |
| ギア比 | 7.5:1(300XG / 400XG) |
| 自重 | 360g(300XG) / 365g(400XG) |
| 最大ドラグ力 | 8kg |
| 標準巻糸量(ナイロン) | 20lb(約5号)-160m (300番) / 25lb(約6号)-170m (400番) |
| 標準巻糸量(PE) | 4号-180m (300番) / 5号-220m (400番) |
| 最大巻上長(ハンドル1回転) | 101cm |
| ブレーキシステム | SVS MD TUNE(8ピン式遠心ブレーキ) |
| ベアリング(ボール/ローラー) | 11 / 1 |
遠投両軸リールに関するよくある質問Q&A
いざ遠投両軸リール(ベイトリール)を購入しようと決意しても、特にスピニングリールから初めてステップアップされる方にとっては、まだまだ不安な点が多いはずです。ここでは、現場の磯釣り師からよく寄せられるリアルな疑問について、プロの視点から深く掘り下げて回答します。

右巻きモデルと左巻きモデル、遠投カゴ釣りではどちらを選ぶのが正解なの?

実は遠投カゴ釣りにおいては、『右利きであれば右巻き』を選ぶのが圧倒的なスタンダードなんですよ!
カゴ釣りでは、重い仕掛けを遠投する際、利き腕(右腕)を軸にしてロッドを力強く振り抜きます。仕掛けが着水した直後、ルアーフィッシングのようにロッドを持ち替えることなく、すぐに右手でハンドルを握って糸フケ(余分なライン)を巻き取り、素早くタナを合わせる必要があります。この「手返しの良さ」と「無駄な動作の省略」が釣果に直結するため、右利き=右巻きが推奨されます。ただし、泳がせ釣りやぶっこみ釣りで、利き腕でしっかりとロッドをホールドして魚の引きに耐えたい場合は、左巻きを選んで左手で巻き上げるスタイルも有効です。ご自身の筋力とメインターゲットに合わせて選んでください。

ラインはPEラインとナイロンライン、両軸リールにはどちらを巻くべき?

狙う釣り方と、あなたのサミング技術の熟練度によって明確に分かれます!
カゴ釣りで圧倒的な飛距離を求め、沖の微細なアタリをウキにダイレクトに伝えたい場合は、風の抵抗を受けにくい「PEライン(3〜4号)+ナイロンのショックリーダー(10号前後)」の組み合わせが最強です。ただし、PEラインはバックラッシュした際に結び目が固く締まりやすく、解くのが非常に困難になるというリスクがあります。 一方、泳がせ釣りやぶっこみ釣り、または両軸リール初心者の方には「太いナイロンライン(6〜8号)」の通し使用を強くおすすめします。ナイロン特有の伸びが大型魚の強烈な突っ込みを吸収し、口切れやラインブレイクを防いでくれます。また、バックラッシュ時も解きやすいため、まずは安いナイロンラインでキャストの練習を積むのが上達の近道です。

磯で波しぶきを被ったり、コマセで汚れたりした後のメンテナンスが面倒くさそう…

難しく考える必要はありません!ポイントさえ押さえれば、スピニングリールよりも内部構造がシンプルな分、ご自身で長く最高の状態を維持できるんですよ!
釣行後、最もやってはいけないのが「そのまま放置すること」です。塩ガミを防ぐため、まずはドラグを限界まできつく締め込みます(内部のワッシャーに水が浸入するのを防ぐため)。その後、シャワーの弱い水流(温水はNG、グリスが溶けます)で全体を洗い流し、スプールとボディの隙間やレベルワインド周りの汚れを丁寧に落とします。しっかりと日陰で乾燥させた後、取扱説明書で指定されている注油箇所(ベアリングやレベルワインドのウォームシャフトなど)にリール専用オイルを1〜2滴垂らすだけです。このひと手間で、リールの寿命と飛距離は劇的に変わります。

バックラッシュがどうしても怖いです。ブレーキ設定のコツを教えて!

最初は誰でも通る道です!コツは『恥を忍んで、最初はブレーキをMAXにすること』です!
釣り場に着いていきなりフルキャストするのは絶対にNGです。まずはブレーキ(マグネットダイヤルや遠心ブロック)を最大に設定し、ロッドの反発力だけで軽くポーンと投げてみてください。飛距離は出ませんが、絶対にバックラッシュしません。そこから少しずつブレーキを弱めていき、「キャストの後半、カゴが着水する直前にラインがフワッと浮き上がる手前の設定」を見つけ出します。そして何より重要なのが、着水と同時にスプールを親指で確実に止める「サミング」です。ルアーフィッシングとは異なり、重いカゴ仕掛けはサミングによる姿勢制御が必須になります。焦らず、ご自身の指先の感覚を研ぎ澄ませていってください。
まとめ:あなたにぴったりの遠投両軸リールを見つけよう!

いかがでしたでしょうか。今回は、磯釣りや堤防からの大型魚狙いにおいて、アングラーの可能性を無限に広げてくれる「遠投両軸リール(ベイトリール)」のおすすめ厳選6機種を徹底的に比較・評価してきました。これまでの釣果に伸び悩みを感じている方や、掛かった大物に根に潜られて悔しい思いをしたことがある方にとって、両軸リールの導入はまさにゲームチェンジャーとなります。
スピニングリールの限界を超え、誰も届かない沖の潮目をダイレクトに直撃する「カゴ釣り」での圧倒的な飛距離。 アジなどの活き餌を不自然さなく泳がせ、いざ大型青物が食いついた瞬間、強靭なドラグで主導権を握る「泳がせ釣り(飲ませ釣り)」。 そして、海底の荒い岩礁帯に潜むクエやタマンといったモンスターを、暴力的なウインチトルクで無理やり引き剥がす「ぶっこみ釣り」。これらすべての過酷な状況において、遠投両軸リールはあなたに絶対的なアドバンテージをもたらします。
予算を抑えてまずは両軸の基本をマスターしたいなら、コスパに優れた『ダイワ シーホーク』が最適です。 カゴ釣りでの突き抜けるような遠投フィールと、クラシカルな所有感を満たしたいなら『アンバサダー 6500 CS』。 最新のTWSテクノロジーの恩恵を受け、太糸でもトラブルレスに釣りを展開したいなら『シーホーク TW 遠投』。 そして、予算に糸目をつけず、極上の巻き心地と一生モノの耐久性を求めるなら、迷わず『カルカッタコンクエスト MD』を手にしてください。釣り具選びに「絶対の正解」はありませんが、「あなたの釣りのスタイルに最も適した相棒」は必ず存在します。ぜひこの記事の評価と比較を参考に、あなたにとって最高の遠投両軸リールを見つけ出してください。
新しいリールをロッドにセットし、金属の冷たい感触を手のひらに感じながら、思い切りカゴを大遠投した時のあの「スコーン!」と抜けるような爽快感。そして、はるか沖合でひったくるようなアタリが出た瞬間の興奮。 遠投両軸リールが、あなたの釣り人生に未体験の感動をもたらしてくれることを、心から願っています!!
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