【絶品】ニシキベラ、ササノハベラ、キュウセンベラ、オハグロベラのおすすめの食べ方5選!美味しい?不味い?下処理から調理法、レシピまで徹底解説!
釣りをしているとよく釣れる「ベラ」。カラフルで見た目は美しいものの、「リリース対象」として扱われることも多い魚です。
しかし実は、ベラはしっかりと下処理をすれば、白身の上品な旨みを持つ“隠れた高級魚”ともいえる存在です。
特に旬の時期に釣れたベラは、身が引き締まり、淡白ながらも甘みがあり、唐揚げ・煮付け・天ぷらなどさまざまな料理で活躍します。
この記事では、ベラの種類ごとの特徴と食味の違い、ベラを美味しく食べるための下処理方法、そしておすすめの食べ方5選を詳しく解説します。
これを読めば、「もうベラをリリースできなくなる」かもしれません。
ベラってどんな魚?

ベラは、スズキ目ベラ科に属する魚で、日本近海の浅い岩礁帯や砂地に生息しています。
全国的に分布しており、特に西日本や瀬戸内海沿岸では釣りのターゲットとして非常にポピュラーな魚です。
ちょい投げ釣りなどで簡単に釣ることができ、初心者にも狙いやすく美味しいターゲットですが、外道扱いされることが多いです。
体型は細長く、体表はぬめりに覆われ、非常に鮮やかな体色をしています。
青・赤・緑・黄色などの模様が入り混じった個体も多く、「観賞魚のような美しさ」を持つ魚としても知られています。
釣り人の間では「外道(がいどう)」として扱われることが多いですが、実際には非常にポピュラーで食味にも優れた魚です。
特に、ベラは低脂肪でヘルシーな白身魚であり、良質なたんぱく質を豊富に含みます。
また、ビタミンB群やDHA・EPAなどの栄養もバランスよく含まれており、健康食材としても注目されています。
旬の時期は初夏から秋(5〜10月ごろ)。この時期のベラは身がふっくらとしていて、特に美味です。
ベラの種類と、それぞれの食味
日本の沿岸には多くのベラの仲間が生息していますが、釣りや食用としてよく見られるのは以下の4種類です。
それぞれの特徴と味の違い、調理向きの評価を詳しく解説します。
① キュウセン(青ベラ・赤ベラ)

もっとも一般的で、食用としても非常に優れたベラが「キュウセン」です。
地方によっては「ギザミ」「アオベラ」「アカベラ」と呼ばれています。
キュウセンは性転換する魚で、若いうちはメス(赤色)、成長するとオス(青色)になります。
そのため、「アカベラ」と「アオベラ」は同じ魚の性別違いというわけです。
身質は柔らかく、クセが少ない上品な白身。熱を通してもふんわりとした食感が残り、唐揚げ・天ぷら・煮付け・味噌汁など、どんな料理にも合わせやすい万能選手です。
特に新鮮な個体は刺身でも食べられ、上品でほんのり甘みのある味わいが楽しめます。
- 食用評価:★★★★★(非常に美味)
- おすすめ料理:刺身、天ぷら、唐揚げ、煮付け
② ササノハベラ

ササノハベラは、体に笹の葉のような模様があるのが特徴。
主に岩礁帯や海藻の多い場所に生息しており、キュウセンに比べると少し小型の個体が多いです。
身はやや水っぽく、味は淡白ですが、小型なら唐揚げや南蛮漬けにすると絶品です。
また、鮮度が良ければ塩焼きや味噌汁にも向きます。
釣ったらすぐに締めて冷やすのが重要です。これを怠ると、独特の磯臭さが出てしまうので注意が必要です。
- 食用評価:★★★★☆(美味)
- おすすめ料理:唐揚げ、南蛮漬け、味噌汁
③ ニシキベラ

名前の通り「錦」のように鮮やかな体色を持つ、美しい魚。
赤、青、黄色、緑などが複雑に入り混じり、海中でもひときわ目立つ存在です。
見た目が派手なため、食用として敬遠されることもありますが、実際には非常に食味がよい魚です。
身はしっかりと締まり、焼くとほろりと崩れる柔らかさ。クセが少なく、脂のノリもほどよいです。
しかし、他のベラに比べてサイズが小さいので食用として扱われることはあまりありません。また、毒々しいカラフルな見た目をしているのも好まれない理由の一つです。
刺身・塩焼き・天ぷら・煮付けと、どんな料理にも対応できます。
特に刺身では、透明感のある身にほんのりとした甘味があり、キュウセンにも劣らない美味しさです。
- 食用評価:★★★★☆(見た目に反して美味)
- おすすめ料理:刺身、塩焼き、天ぷら
④ オハグロベラ

オハグロベラは比較的大型になる種類で、名前の通り口のまわりが黒っぽく見えるのが特徴です。
体は赤褐色を帯びており、見た目から「これは食べられるの?」と疑問に思う人も少なくありません。
しかし実際には、しっかりとした旨みを持つ魚です。
身がやや固めで弾力があるため、焼くよりも煮付けや味噌漬け、干物など、味をしっかり付ける料理に向いています。
また、脂がのった個体は味噌汁に入れても良いダシが出ます。
調理法を選べば非常においしくいただける魚です。
- 食用評価:★★★☆☆(調理次第で美味)
- おすすめ料理:煮付け、干物、味噌汁
ベラはおいしいのか?

「ベラはまずい」と思われがちですが、それは大きな誤解です。
多くの場合、臭みが出たり水っぽく感じるのは、見た目が不気味だったり下処理や保存を怠っていることが原因です。
ベラは白身で脂肪分が少ない魚ですが、その分、旨味成分のイノシン酸が多く、火を通すとほろっと崩れる柔らかな食感になります。
また、身離れがよいため、子どもやお年寄りにも食べやすい魚です。
新鮮なベラは、刺身で食べるとほんのりとした甘味と上品な香りを楽しめます。
一方、火を通すとふっくらとした身質になり、唐揚げや煮付けでは味が染み込みやすくなります。
つまり、ベラは調理法によってさまざまな表情を見せる魚なのです。
「まずい」と言われるのは、扱い方を知らないだけ。正しく処理すれば、どのベラも立派なごちそうになります。
ベラの下処理方法
ベラを美味しく食べるためには、「鮮度を保ち」「臭みを取る」ことが最も大切です。
以下の手順を守ることで、磯臭さのない上品な味わいを楽しめます。
① 釣ったらすぐに血抜きする
ベラは小型でも血液の臭いが強いため、釣り上げたらすぐに血抜きすることが重要です。
エラの付け根をハサミや包丁で切り、海水に浸けて泳がせるようにして血を抜きます。
血抜きを怠ると、身に臭みが残ってしまいます。
② ヌメリを取る
ベラの体表は非常にヌルヌルしています。
このヌメリが臭みの原因になるので余裕があるようなら、塩をまぶして揉むのも良いでしょう。
塩がヌメリを吸着してくれるため、流水で洗い流すと簡単に落ちます。
③ ウロコを取る
ベラのウロコは小さくて飛び散りやすいので、水の中でウロコ取りを使うのがコツ。
包丁の背でも構いませんが、ウロコ取りを使うと細かい部分まで丁寧に取ると仕上がりがきれいです↓
④ 内臓を取り除く
腹を切り、内臓を丁寧に取り出します。
このとき、血合い(背骨沿いの赤黒い部分)もきれいに洗い流すことが重要です。
血合いを残すと臭みの原因になります。
⑤ 水気をしっかり取る
キッチンペーパーで水分をしっかりと拭き取り、ラップをして冷蔵保存します。
時間に余裕がある場合は、軽く塩を振って30分ほど置くと余分な水分が抜け、身がより引き締まります。
ベラの美味しい食べ方5選
① ベラの塩焼き

ベラ本来の旨味を一番シンプルに味わいたいなら、塩焼きが一番のおすすめです。
脂が少なく淡白な白身に、香ばしい焼き目と塩の加減が絶妙にマッチします。
釣ってすぐの新鮮なベラで作ると、ふっくらとした食感と上品な香りが楽しめます。
● 材料(2人分)
- ベラ(中型) … 2尾
- 塩 … 適量(粗塩がおすすめ)
- レモンまたはすだち … お好みで
● 下処理
- ベラはウロコと内臓を丁寧に取り除きます。
- 軽く水で洗い、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。
- 両面に軽く切り込みを入れておくと、火が通りやすくなります。
● 作り方
- 全体にまんべんなく塩をふり、10〜15分ほど置いて余分な水分を出します。
- グリルまたは魚焼き器を中火で熱し、皮目から焼きます。
- 皮がパリッと香ばしく焼けたら裏返し、身の厚い部分に火が通るまで焼き上げます。
- 皿に盛りつけ、レモンやすだちを絞って召し上がれ。
● ポイント
- 焼きすぎると身が固くなるので中火でじっくり焼くのがコツ。
- ウロコを丁寧に取ると、皮まで美味しく食べられます。
- シンプルながら、釣りたてのベラの旨味が一番感じられる調理法です。
②ベラの煮付け

ご飯にぴったりの定番家庭料理といえば煮付け。
淡白なベラの身に甘辛いタレがしみ込み、ほっとする味わいです。
骨付きのまま煮ると出汁がよく出て、身もふっくら柔らかく仕上がります。
● 材料(2人分)
- ベラ(中型) … 2尾
- しょうゆ … 大さじ2
- みりん … 大さじ2
- 酒 … 大さじ2
- 砂糖 … 大さじ1
- 水 … 100ml
- しょうが(薄切り) … 2〜3枚
● 下処理
- ベラのウロコ・内臓を取り、軽く水洗いして水分を拭き取ります。
- 中型のベラなら丸ごとでもOK。大きい場合は半分に切ります。
- 臭みを取るため、熱湯をサッとかけて霜降りにしておきます。
● 作り方
- 鍋に水・酒・みりん・砂糖・しょうゆ・しょうがを入れて火にかけます。
- 煮立ったらベラを入れ、落とし蓋をして中火で10〜12分ほど煮ます。
- 煮汁を軽くかけながら煮詰め、照りが出たら完成です。
● ポイント
- 煮すぎると身が崩れるので中火でじっくり。
- しょうがを多めに入れると、臭みが消えて風味が良くなります。
- 残った煮汁は炊き込みご飯や煮魚だれとして再利用できます。
③ベラのからあげ

ベラ料理の定番といえば「からあげ」。
淡白な白身が外はカリッと、中はふわっと仕上がり、ベラの旨味を存分に楽しめる一品です。
クセもなく子どもにも食べやすいので、家族みんなで楽しめます。
● 材料(2〜3人分)
- ベラ(中型) … 2〜3尾
- しょうゆ … 大さじ2
- 酒 … 大さじ1
- みりん … 小さじ1
- おろししょうが … 小さじ1
- おろしにんにく … 小さじ1(お好みで)
- 片栗粉 … 適量
- 揚げ油 … 適量
● 下処理
- ベラはウロコ・内臓を取り、三枚におろします。
- 中骨を取り除き、食べやすい大きさに切ります。
- キッチンペーパーで水分をしっかり拭き取りましょう。
● 作り方
- ボウルにしょうゆ・酒・みりん・しょうが・にんにくを入れて混ぜ、ベラを10〜15分ほど漬け込みます。
- 漬け込んだベラを取り出し、軽く汁気を切って片栗粉をまぶします。
- 170〜180℃の油で2〜3分、きつね色になるまでカラッと揚げます。
- 油をよく切り、熱いうちに盛り付ければ完成です。
● 美味しく仕上げるコツ
- ベラは身が柔らかいので二度揚げせず、一度でサッと揚げるとジューシーに仕上がります。
- しょうゆベースの下味に少量のごま油を加えると風味がアップ。
- 釣りたての新鮮なベラなら、シンプルに塩味だけでも絶品です。
外はサクサク、中はふんわり。ベラの淡白な旨味を活かした唐揚げは、ビールやご飯のお供にもぴったりです。
④ベラの刺し身

新鮮なベラが手に入ったら、ぜひ試してほしいのが刺し身です。
透明感のある白身は淡白ながら甘みがあり、上品な味わい。
コリッとした食感と清涼感のある旨味が特徴で、夏場に特におすすめです。
● 材料(2人分)
- ベラ(新鮮なもの) … 1〜2尾
- わさび、しょうゆ … 適量
- 大葉、しそ、つま … お好みで
● 下処理
- 釣った直後に血抜きをし、しっかり冷やしておきます。
- 三枚におろし、皮を引いて中骨を取り除きます。
- 腹骨をそぎ落とし、薄造りまたは平造りにします。
● 作り方
- おろしたベラの身を、包丁を寝かせて薄く切ります。
- 器に大葉や大根のつまを敷き、刺し身をきれいに並べます。
- わさびしょうゆでシンプルに味わいましょう。
● ポイント
- とにかく鮮度が命。釣ったその日に食べるのが理想です。
- 皮を湯引きして「皮霜造り」にすると、旨味と香ばしさが増します。
- クセがないため、ポン酢や梅肉ソースでも美味しくいただけます。
⑤ ベラの南蛮漬け

さっぱりとした味わいが好きな方には、南蛮漬けがおすすめ。
揚げたベラに甘酢をじっくり染み込ませることで、身がしっとりとして冷めても美味しい一品になります。
釣って数日経ったベラでも美味しく食べられる調理法です。
● 材料(2〜3人分)
- ベラ(中型) … 3尾
- 玉ねぎ … 1/2個(薄切り)
- にんじん … 1/3本(細切り)
- ピーマン … 1個(細切り)
- 片栗粉 … 適量
- 揚げ油 … 適量
● 南蛮酢(合わせ調味料)
- 酢 … 100ml
- しょうゆ … 50ml
- みりん … 30ml
- 砂糖 … 大さじ2
● 作り方
- ベラは三枚におろし、食べやすい大きさに切ります。
- 片栗粉をまぶして170℃の油でカラッと揚げます。
- 別の鍋で南蛮酢の材料を軽く温め、砂糖を溶かします。
- 耐熱皿に野菜と揚げたベラを並べ、熱い南蛮酢を全体にかけます。
- 冷蔵庫で30分〜1時間ほど冷やして味をなじませたら完成。
● ポイント
- 南蛮酢は温かいうちにかけると、味がしっかり染み込みます。
- 冷やすとより味がなじみ、さっぱりと美味しくなります。
- お弁当や作り置きにもぴったりの一品です。
まとめ

ベラは見た目こそ派手で敬遠されがちですが、実は非常に美味しい白身魚です。
種類によって味や食感は少し異なりますが、共通して「淡白で上品な旨み」を持っています。
ポイントは以下の3つ。
- 釣ったらすぐに血抜きする
- ヌメリをしっかり取る
- 丁寧に下処理をする
この3つを守れば、刺身でも煮付けでも、ベラの本来の旨味を楽しむことができます。
次にベラが釣れたときは、ぜひ持ち帰って調理してみてください。
きっと、「ベラってこんなに美味しかったのか」と驚くはずです。
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